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【検証】ジープ新型「グランドチェロキーL」の3列シートは使えるのか? ライバルはズバリ「ディフェンダー110」や「アルヴェル」も

ジープが満を持して日本に導入した「グランドチェロキーL」に初試乗

 フルモデルチェンジしたジープ新型「グランドチェロキーL」が日本上陸。今回は悪路や一般道の長距離などの試乗は予定されていなかったので、まずは、最大の注目ポイントであるデザインと3列目シートについてのファーストインプレッションをレポートしよう。

新型「グランドチェロキーL」に都内で試乗。写真のグレードは「リミテッド」
新型「グランドチェロキーL」に都内で試乗。写真のグレードは「リミテッド」

 プルマン東京田町の地下駐車場に停まっている「バルティックグレーメタリックC/C」のグランドチェロキーLには、先代の面影はほぼ感じられず、まったく違う格上の風格が漂っていた。それもそのはず、「L」と名がつくとおり全長は5200mm。先代は5人乗りしかなかったため、本来ならば、新型グランドチェロキーの5人乗りと比較してしかるべきなのだ。

 つまり、最初に日本に導入された新型グランドチェロキーは「ロング」が最初であって、それはそのまま初めて3列シートを備えたクルマを日本に導入したジープの意気込みにつながっている。

●コックピットへのファーストコンタクトは上々

 さっそくドライバーズシートに身を委ねる。試乗車は「サミット リザーブ」という上級グレード。内装は「テュペロブラウン/ブラック」のパレルモレザーで、つや消しのウッドトリムが新鮮な印象を受ける。

 ドアパネル上部からインパネの中央へドライバーをぐるりと囲むように配されたウッドトリムは、曲面の作り込みといい、ウッドの素材感をそのまま活かしたテクスチュアといい素晴らしい。磨き込まれた鏡面仕上げのウッドパネルとは異なり、ジープというブランドに相応しい素材の選び方だ。レザーシートとの相性もよく、ブルックリンスタイルの家具のような心やすさと落ち着きがある。

 シートのデザインも一新され、ドアパネルとともにサイドサポート部に施されたキルティング模様のステッチも華美になりすぎず、ジープのイメージから大きくかけ離れたものでもない事に少し安心する。

 さっそくセンターコンソール中央の10.25インチのフルカラーマルチディスプレイ横にあるスタートボタンを押してエンジン始動、地下駐車場から地上へとグランドチェロキーLを連れ出した。

 グランドチェロキーL サミット リザーブのスリーサイズは、全長5200mm×全幅1980mm×全高1795mm。確かにビッグサイズではあるが、それはサイズへの慣れと大きいなりの運転の流儀を身に着けているか否かの問題で、日本の道路事情に大きすぎる云々の議論はこのサイズを選ぶカスタマーにとっては無用である。

 幸い、ビッグサイズのSUVを長期レポートなどで慣れ親しんでいたこともあって、サイズ感への違和感はほぼ感じることなく都心の路上へとグランドチェロキーLを滑らせることができた。そのまま舵をレインボーブリッジの方へと向ける。

 レインボーブリッジのループを走行していて感じたのは、フラットな乗り心地である。自分が試したわけではないのだが、きっと3列目シートに座っている乗員の乗り心地も犠牲にしていないと思われるほどだ。

 試乗を終えて確認したところ、ボディやサスペンションに取り付けられたセンサーが常にボディの上下動をモニタリングしており、ショックアブソーバーを調整しているとのこと。エンジンマウントも2段階で硬さを調整しており、非常に洗練された乗り味であった。長距離を試したわけではないので明確に判断はできないが、おそらくロングドライブでその効果が発揮されるだろう。

Next注目のサードシートの使い勝手はいかに?
Gallery【画像】ジープ新型「グランドチェロキーL」のひろびろシートアレンジを見る(24枚)

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