新しいドライブユニットとインチューブ式バッテリーを搭載
1993年に電動アシスト自転車を世界に先駆けて市販化したヤマハ発動機。2015年からはスポーツタイプの「YPJ」シリーズをリリースするなど、多彩なラインナップを展開している。
今回発表されたのは、その「YPJ」シリーズの新モデルだ。「ワバッシュ(WABASH)RT」は未舗装路も走れるグラベルロードと呼ばれるタイプで、「クロスコア(CROSSCORE)RC」は高い人気を誇るクロスバイクタイプ。発売はどちらも2022年3月10日が予定される。

2モデルに共通するのは、“PWシリーズST”と呼ばれるドライブユニット(モーター)を採用しているところ。海外向けに輸出されていたタイプのユニットで、「YPJ」シリーズとしては初採用となる。従来型のユニットに比べて100gの軽量化を果たし、高いケイデンス(ペダル回転数)に対応しているのも特徴だ。
バッテリーは2台とも容量36V/13.1Ahで、最長200kmのアシスト距離を実現。アルミ製のフレームに内蔵されるインチューブ式で、流麗なルックスの実現に貢献している。
また、バッテリーの収まるダウンチューブ内部にバイクのフレームを思わせる構造を採用するなど、ヤマハらしい設計も垣間見える。
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