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バブル期の「AMGルック」に価値はあるのか? ブリスターフェンダーでアーマーゲー仕様になった「560SEC」とは

バブル時代によく見かけたベンツ「SEC」とは

 メルセデス・ベンツの「Sクラス」をベースとした2ドアクーペ、「SEC」は、世界的にヒットしたモデルだ。とくに1976年にデビューしたW126型をベースとしたC126型のSECは、当時1500万円ほどの車両価格だったはずだが、東京の街中でもよく見かけた。

オリジナルのAMGよりも大きく張り出したブリスターフェンダー(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
オリジナルのAMGよりも大きく張り出したブリスターフェンダー(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 しかし、そんな素のSECよりもよく目にしたのが、AMG「560SEC」だった。こちらの車両価格は確か3000万円くらいしていたように記憶している。

 W126型のSクラスは、1976年から1991年まで生産されていたので、紙幣価値はその間に大きく変動しているが、1980年代後半のバブル期でも、3000万円というのは大金だったはず。しかしAMG560SECは、それこそ赤坂や六本木、銀座を歩いていると、普通に走ったり路上駐車していたりしていた。

●AMGルックの人気は世界共通

 どうも、世界的に見てもこのC126型SECとAMG560SECは、イメージがリンクしているようだ。今回RMサザビーズオークションに出品された560SECが、まさにそういうクルマだからだ。

 一見この560SECはAMGに見えるのだが、じつはインスパイア系AMGである。ベース車となっているのは、1989年式のC126型560SEC。それを米国カリフォルニア州にある、Bespoke Upholstery and Restorationがワイドボディ化した個体である。

Nextよく作り込まれたAMGルックに下された評価とは
Gallery【画像】アーマーゲーに憧れたメルセデス「560SEC」を見る(30枚)

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