ブロック肉をまんべんなくロースト
焚き火でブロック肉や丸鶏をじっくり炙る“焚き火ロースト”。
憧れてはいるものの、串に刺しただけでは肉が回転してしまい、一方向だけ火がとおるのみ。吊しても焼きムラは解消しない。かといって網焼きでは熱源が近すぎて芯は生焼けとなるばかり。
そんな悩みを解消してくれるのがONOE「マルチハンガー丸焼きキット」だ。

●生焼けや焼きムラにさようなら
「マルチハンガー」は、脚となるアングルパイルと大小のハンガー、そして留め具+Rピンのセットで、これらを組み合わせることで焚き火ツールの整理や吊り下げ料理ができると評判のギアだ。
ハンガーを通す穴が1か所だけのアイアン製ハンガーが多いなか、「マルチハンガー」はアングルパイルに3つの穴があり、複数のハンガーをとおせる。そのおかげでカスタムできるのだ。
2本脚にしたときは、アングルパイルの穴に「マルチハンガー丸焼きキット」本体をとおすだけ。
「マルチハンガー」を4本脚にしたときは、下段にハンガー大を2本引っかけておき、付属の取り付け金具を装着した「マルチハンガー丸焼きキット」本体を載せる。
どちらのスタイルでもいいが、先に肉を刺した状態で「マルチハンガー」に取り付けるため4本脚のほうがセットしやすく、安定感もある。
尾上製作所によると「ちょうどよい長さを見つけるのに苦労しました」とのこと。
その甲斐あって、直径10~20cm、重さ2kgまでのブロック肉をしっかり固定できるように仕上がっている。
ハンドルはねじ込み式なので時計回りの一方通行。向きを間違えるとハンドルが緩む危険があるので注意が必要だが、肉をムラなく炙れるのはありがたい。
近年は金属材料の価格が高騰し、鉄製品も値上げ傾向にあるが「ユーザーにご満足いただける売価にするため、コストと戦いました」(尾上製作所)というとおり、価格は驚きの2480円。「マルチハンガー」ユーザーは手に取りやすいプライスとなっている。
●製品仕様
・価格:2480円(消費税込)
*別途「マルチハンガー」(8800円、消費税込)、「マルチハンガーパーツセット」(3300円、消費税込)が必要
・サイズ:約260×1180mm、スキューア部分150mm
・食材目安:φ10~20cm、重量2kgまで
・素材:鉄