VAGUE(ヴァーグ)

東京ドーム20個分!! 「007」が生まれた米国の大邸宅が4億5000万円で販売中

元オーナーとフレミングの接点は不明

 今回紹介する物件「ブラックホール・ホロー・ファーム」は、ジョセフィン・ハートフォード・ブライスが所有していたもの。彼は1859年に、アメリカ・ニューヨークで創業したスーパーマーケットのチェーン「A&P(2015年に閉鎖)」創業一族の子孫である。そんなジョセフィンの2番目の夫は、イギリス出身のジョン・フェリックス・ブライス(通称アイヴァー)であった。

暖炉のある落ち着いた雰囲気のリビング(C)Four Seasonssir
暖炉のある落ち着いた雰囲気のリビング(C)Four Seasonssir

●邸宅の持ち主はどんな人物

 アイヴァーの父親は、肥料の原料となる糞化石の世界的な貿易商であり、「ゼネラル・サウス・アメリカン銀行」を創設したほか、現在も存続している化学会社「W.R.グレイス&カンパニー」の立ち上げメンバー。イギリスでは「上流階級」に属していた。

 ジョセフィンとアイヴァーの結婚は、いわゆるひとつの超絶セレブ婚というやつだった。

 ふたりは普段、イギリス・ノースエセックスにある「モインズ・パーク」と呼ばれる“城”を拠点にしていた。とはいっても超絶セレブゆえに、アメリカでの住まいは、分かっているだけでもニューヨーク、ロングアイランド、ニューポート、アカプルコ、そして、このブラックホール・ホロー・ファームがあったようだ。そのほか、バハマにも別荘を所有していたとか。ちなみにバハマの別荘である「パラダイス・アイランド・リゾート」を開発したのは、ジョセフィンの兄弟であった。

「007シリーズ」の作者であるイアン・フレミングが、どこでふたりと接点を持ったのかは定かではない。ひょっとしたら、アイヴァーと同じイギリスの名門校「イートン」出身であることが関係しているのかもしれない。 

 また第二次世界大戦中、フレミングはロンドンにある海軍省情報部で情報収集と分析に携わる“私設秘書”として従事。その同時期にアイヴァーは諜報員として活動しており、その時に接点があったのかもしれない。

Next『ゴールドフィンガー』が執筆されたお屋敷のお値段は?
Gallery【画像】東京ドーム19個分の「007」の名作が生まれた邸宅を見る(10枚)

page

  • 1
  • 2

RECOMMEND