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ドキッとする「404エラー」を時計のダイヤルに採用した理由とは?

アイコニックな名品をモチーフにしたアーティスティックなコラボレーション

 ルイ・エラールのエクセレンス レギュレーターといえば、12時位置に時針、中央に分針、6時位置に秒針と、3つの針が縦一列に並ぶユニークなレイアウトでおなじみ。

 もはやブランドの代名詞ともいえるアイコニックな名品だが、ルイ・エラールでは2019年以降、このマイルストーンをベースとしたアーティスティックなコラボレーションモデルを展開している。

 過去のパートナーにはアラン・シルベスタイン、ヴィアネイ・ハルターなど錚々たる時計クリエイターたちが顔をそろえている。

 そのルイ・エラールが今回タッグを組んだのは、50年代、60年代のヴィンテージウォッチの針を、独自の世界観でカスタマイズするロマリック・アンドレことSECOND/SECOND/。このマスターピースを「Excellence Regulator Limited Edition:Louis Erard × SECONDE/SECONDE/」(39万6000円、消費税込)として世界178本の数量限定で発売中だ。

ダイヤルに映えるブルーはLANケーブルをイメージ
ダイヤルに映えるブルーはLANケーブルをイメージ

●毎時45分に訪れる遊びごころ

 光沢のあるホワイトに、青い三本針が映えるダイヤルは清潔感のある佇まいだが、不自然なほど太めにデザインされた分針の針先には「404」の文字が。そして3時位置のブランドロゴは「Louis Erard」ではなく「Louis ERROR」!

 もちろんこれは「404 error」の“error”と「Louis Erard」の“Erard”の発音を掛けたもの。1時間に1度、分針が45分を指すと「404」の文字がロゴと重なり「404 error」の文字が現れる。

 インターネット・ユーザーなら誰もが一度は目にしたことのある「404 error」のメッセージ。これは打ち込まれたURLに該当するページが見つからない、あるいはサーバーそのものが落ちている状態を示している。

 またダイヤルを彩る鮮やかなブルーも、LANケーブルの色からインスピレーションを得たものだという。

 いまや生活に必要不可欠となったインターネットをメカニズムの中心におき、求めるものを探し当てることのできない漠然とした不安を、洗練された表現でユーモラスに伝えている。

 チクリと刺すような痛みを感じさせるシニカルなデザインだが、むろん時計としての視認性を脅かすものではない。「お目当てのページを見つけることができなくても、ルイ・エラールの時計は時間を見失うことはない」というメッセージとして見て取ることもできるだろう。

 時代を皮肉るパロディ精神と、アーティスティックなセンスを絶妙なバランスで備えた、知的なタイムピースなのだ。

●製品仕様
・価格:39万6000円(消費税込)
・リファレンス:Ref.LE85237AA61BVA31
・ケース径:42mm
・ケース:ステンレススチール
・ストラップ:カーフヌバック(ブラウン)
・ガラス:両面無反射コーティングサファイアガラス
・ムーブメント:SW266-1(自動巻きレギュレーター)
・販売数:世界178本限定

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