「1億円オーバーの豪華すぎるキャンピングカー」メルセデスがベースの長期旅行に出かけたくなるグランピングカー3選
ベース車は軍用にも使われる“マジモノ”
少々乱暴な響きかもしれないが昨今、キャンピングカー・ブームが来ている。コロナ禍で「ワーク・フロム・ホーム」(在宅勤務)が普及したということも一因かもしれないが、実はコロナ禍以前からキャンピングカーのブームが到来していた。それも日本に限らずだ。
日本では、定年退職を迎え時間にゆとりがある老夫婦がゆっくり全国各地を巡ったり、子供がいる家庭では子供が小さいうちに思い出づくりの一環として郊外のキャンプ地を巡ったり、若い人たちが純粋にアウトドアとしてキャンピングカーを乗り回したりと、幅広い層にウケている。
動画共有サイトなどでキャンピングカーや車中泊のコンテンツが増え、閲覧者が興味をそそられているのかもしれない。もしかしたら“モノ”を買うという行為より、“体験”にお金をかける、という消費トレンドの変化の表れとも考えられよう。
●セレブ向けのキャンピングカーは何が違う?
そして今、ドイツのSTONE OFF ROAD DESIGN社(以下、SOD)のキャンピングカーが、富裕層の間で話題になっている。もともとフVW「カリフォルニア」や「グランド・カリフォルニア」をオシャレに仕上げていたのだが、メルセデス・ベンツ車両をベースにしたキャンピングカーも手掛けており、こちらもデザインセンスに富んだモデルたちがラインナップされている。
ちょいワル風のエクステリアに、洗練されたデザイナーズ物件のようなインテリアという“ギャップ”が、SOD社のキャンピングカーの特徴といえよう。もちろん、富裕層にウケるだけあって、ベース車両も平凡なものではない。
メルセデス・ベンツの中型トラック「アテゴ」をベースに、ドイツのライゼモビル社がキャンピングカーに改造し、SOD社が内外装を仕上げた「RISE」を一目見れば、その世界観が伝わるだろう。
ブラック基調の迷彩柄にスカルデザインがあしらわれ、ヨットのデッキを彷彿とさせるウッドパネルで仕上げたエクステリア。インテリアは白の大理石調パネルにグレー、ブラック、ブラウンを用いたヒップでホップな高級ホテルのように仕上げている。
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