明治26年創業の老舗京菓子店が開発「和菓子に合うコーヒー」はどんな味わいか?
希少なスペシャルティコーヒー生豆を使用
明治26年(1893年)創業の老舗京菓子店・末富(すえとみ)が、和菓子に合うオリジナルコーヒー「Suetomi Coffee」を開発。定期購入スタイルでの販売を開始した。
ラインナップは2種類。ひとつは、個性がしっかりあって日常的に飲みやすい「いつものコーヒー」。もうひとつは、毎月味わいが変わる個性の際立った「出逢いのコーヒー」だ。
いずれも使われるのは、希少なスペシャルティコーヒー生豆。栽培から製造方法にいたるまで徹底した品質管理がなされた特別なコーヒー豆で、流通量はコーヒー豆全体の数パーセント程度といわれている。
その貴重なスペシャルティコーヒーを専門に扱う三重県津市のcolorful coffee(カラフルコーヒー)とタッグを組み、数十種類のなかから末富の和菓子に合うものを厳選。オリジナル商品を完成させた。
和菓子といえば、飲み物は抹茶や煎茶などを組み合わせるのが従来の一般的なスタイル。伝統をふまえながら菓子づくりをする末富が、なぜ日本茶ではなくコーヒーを選択したのだろう?
「とあるお店でコーヒーを飲んだ際、これまでとは違うおいしさに感動と驚きをおぼえました。実は和菓子とコーヒーは相性がよいということに気づかされたのです」
そう話すのは、末富の4代目当主・山口祥二さん。
「和菓子とコーヒーはそれぞれ単体で楽しむよりも、ペアリング(組み合わせ)によって何通りにも楽しさが広がります。
末富の初代からつづくお菓子づくりの原点は“夢と楽しさの世界”。先人達が培ってきた伝統を継承しつつ、コーヒーとのペアリングによってお菓子の可能性をさらに広げ、楽しい味覚の世界を体験していただきたいとの思いを込めて『Suetomi Coffee』を開発しました」
末富のオンラインショップでは、「Suetomi Coffee」と和菓子のセット品も定期購入可能。毎月決まったタイミングで自宅に届き、焙煎したてのフレッシュなコーヒーと末富特製和菓子とのペアリングを楽しめる。
●焙煎の加減にもこだわった個性豊かなコーヒー
「Suetomi Coffee」は、原料のコーヒー豆はもちろん、さらに焙煎の加減についてもこだわりを見せる。
「いつものコーヒー」は、豆にじっくり火を入れ、深煎りのギリギリの焙煎加減を調整。個性をしっかり感じられながら日常的に飲みやすく、和菓子とも好相性の味わいに仕上げられている。
対する「出逢いのコーヒー」は、一般的には選ばれないような原料を使った個性際立つ味わい。和菓子と個性をぶつけあい、競いあい、高めあうというイメージでつくられている。毎月、産地や焙煎の加減が異なるコーヒーが自宅に届くのも興味深い。
和菓子と「Suetomi Coffee」とのさまざまな組み合わせを楽しみながら、自分好みのベストマッチを見つけたい。
●製品仕様
・価格:各2160円(消費税込、送料別)
・内容量:200g
・発送日:毎月第2金曜日