冬の腕元を鮮やかなカラーで彩るオリスのレクタンギュラー新作モデル
ひさびさ復活のオリスのレクタンギュラー。モダンなデザインで新風を巻き起こす
腕時計のケースにはさまざまなタイプがあるが、とりわけ見る人に知的な印象を与えるのがレクタンギュラー(長方形)タイプ。腕元をスマートに見せてくれる端正なシルエットは、ビジネススーツとの相性抜群。
またクラシカルなダイヤルデザインと組み合わせられることも多いため、大人に似合うエレガントなドレスウォッチというイメージを抱いている人も多いのではないだろうか。
ただ、この2021年12月にオリスから発売された新モデル「レクタンギュラー デイト」からは、従来からのレクタンギュラーのイメージとはちょっと異なる印象を受けるかもしれない。
まずケースサイズは横25.5mm×縦30.0mm。男女を問わず身につけられるスリムでモダンなデザインは、伝統的なスーツスタイルはもちろん、カジュアルなジャケット&パンツにも合わせやすい。
ケース自体はコンパクトだが、サイドにわずかに設けた段差と品の良い光沢が、ステンレススチールの質感により存在感を明確にアピール。縦長シルエットと幅狭にデザインされたラグ先端のおかげで、手首に巻いた時の収まりも良好だ。
搭載ムーブメントはETA2671ベースのスイス製自動巻きキャリバー、Oris 561。センター時分針とデイト表示に加えて、クイック日付設定、日付修正、ファインタイムチューニング、ストップセコンド針といった機能を備えており、その営みはケースバックのミネラルガラス越しに眺めることができる。
●個性的な4つのカラーがダークな冬の装いに美しく映える
やはり注目を集めるのは、色鮮やかなカラーバリエーションだろう。カーフレザーを用いたストラップには、はっと目を惹くマスタードイエローをはじめ、ダークグリーン、ブルー、ボルドーという4つの個性的なカラーをラインナップ。
またイエローにはホワイトダイヤル、グリーンにはアンスラサイトのダイヤルを合わせ、ブルーとボルドーにはそれぞれ同色のダイヤルを採用している。くすみの入った肌なじみのいい色合いは絶妙のひと言だ。
ダイヤルはアールデコ様式にインスパイアされたデザインで、外周と内側に敷かれたレールラインはケースの長方形のシルエットを際立たせる効果を発揮。
12・9・3の文字はシンメトリーに配され、6時位置には日付表示窓をレイアウト。また内周のレールラインにはさりげなくドットインデックスを添えることで、時計本来の視認性を確保している。先端に向かうに従って幅広になる剣型デザインの時分針もじつに個性的。
ディティールを眺めれば眺めるほどに、オリスらしい洒脱な遊び心が際立つ。ともすると暗くなりがちな冬の装いに、鮮やかな華やぎを添えてくれそうな1本だ。
●製品仕様
・価格:24万2000円(消費税込)
・ケース:マルチピースステンレススチールケース 25.5×30.0mm、ラグ幅19mm
・ガラス:サファイア、両面ドーム式、内面無反射加工
・ケースバック:ステンレススチール、ねじ込み式、シースルーバック
・ストラップ:カーフレザー
・ムーブメント:Oris 561、直径17.2mm
・駆動時間:38時間パワーリザーブ
・防水性能:3気圧/30m防水