VAGUE(ヴァーグ)

魔の山・谷川岳で極上のコーヒーを淹れてきました【山の珈琲】

日本百名山の30番目の「谷川岳」で山の珈琲を淹れてみました

 ただ山に登るのも味気ない。そう思って、山に登るたびに山頂でコーヒーを味わってきたのだけれど、日本百名山で「山の珈琲」を味わうとさらに格別なんじゃないだろうかと思ったのが、この企画のそもそものスタート。そこで最初に頭に浮かんだのが、幸か不幸か、まだ登ったことのない「谷川岳」だったのでした。

谷川岳(オキノ耳)で淹れる山の珈琲は格別です
谷川岳(オキノ耳)で淹れる山の珈琲は格別です

 午前0時40分に自宅のある横浜を出立し、渋滞のない圏央道と関越道をのんびり走り、途中のSAで休憩などとりつつ水上ICを降りたのは午前3時40分。谷川岳登山口の駐車場までの道中には、セブンイレブンとローソンの2か所のコンビニエンスストアがあるけれども、水上ICに近いセブンイレブンで朝食と携行食を購入。

 谷川岳ロープウェイの土合口駅にある駐車場はロープウェイの営業時間しか利用できないようだったので、その手前にある谷川岳インフォメーションセンター前の無料駐車場へ。夜明け前とはいえ、すでにかなりの台数のクルマが停まっていた。小1時間ほど仮眠して、車内で朝食を済ませ、6時にいざ出立。

 今回の登山ルートを紹介しよう。ロープウェイは使わず、田尻尾根から天神尾根へと出て山頂を目指すというもの。ロープウェイに乗らないのは、自分の脚で登り切ったというただその事実が、「山の珈琲」を一層引き立てるからだ。

 田尻尾根入口までは、ロープウェイを見上げながら沢を幾度か渡って進む。ハイキング気分でちょうど1時間ほどで田尻尾根入口に到着。完全に陽が昇ったということもあり、羽織っていたジャケットを脱ぎ、リュックにしまって樹々が生い茂る山道を登り始めた。

オキノ耳へ向かう途中、トマノ耳を振り返る
オキノ耳へ向かう途中、トマノ耳を振り返る

●紅葉と雪を両方楽しみつつ頂上へ

 晩秋だったということもあって、色づいた紅葉の中を歩くのは気持ちがいい。途中から数日前に降ったという雪が残っていた。左手に天神平駅を遠くに見ながら1時間ほどで天神尾根に合流。天神尾根は完全に雪が残っており、溶けた雪でぬかるんだ状態。せっかくなので田沢尻ノ頭に立ち寄り小休止することにした。

 事前に雪が積もっているという情報を得ていたので、装備していた軽アイゼンを田沢尻ノ頭で装着。しかしロープウェイで登って来る人は、軽アイゼンを持ってきていない人も多く、なかにはスニーカーの人も。そんなこともあって雪で滑りやすい天神尾根は「天狗の留まり場」の鎖場などで渋滞になってしまい、「トマノ耳」に着いたのが12時10分、最終目的地である「オキノ耳」には12時37分に到着。

 あいにく快晴というわけではなかったけれども、ときどき雲が途切れ、真っ白な景色のなかから遠くの尾根がくっきりと姿を現したときなど、2000m以下の山とは思えないほど高い山に登ってきたみたいで、しばし歩を止め見惚れるほどであった。軽く雪化粧をまとうほどの雪山は、嫌いではない。

Nextゆっくり山頂でコーヒーを楽しんだら、下山はロープウェイがオススメです
Gallery谷川岳で山の珈琲を淹れた1日を【画像】で振り返る(41枚)

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