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海を渡ったホンダ「S2000」の方が程度良好!? フルノーマル初期型の気になる落札価格とは

いまこそ欲しい、手が届くピュアスポーツ「S2000」

 ホンダがつくり上げた名車といわれるクルマは多いが、手が届く範疇にある中でいうならば、「インテグラ・タイプR(DC2)」と「S2000」を挙げたい。

 とくに1999年に発売されたS2000は、専用に9000rpmまで回るF20C型エンジンをつくり、DC2インテグラ・タイプRのように量産モデルのスポーツバージョンではなく、このクルマのみのFRレイアウトもつくってしまうという、ある意味非常に手のかかったモデルである。

 しかも、新車価格は400万円弱。それでも発売当時は「高い」という人もいるにはいたが、その中身とつくり込みの凄さを知ってしまうと、これは超バーゲンプライスといえるものであった。こんな凄いクルマをつくって販売したホンダというメーカーは、称賛に値する。

ボディは再塗装されているので新車当時のままとはいえないが、内外装ともにグッドコンディションだ(C)Silverstone Auctions Limited 2021
ボディは再塗装されているので新車当時のままとはいえないが、内外装ともにグッドコンディションだ(C)Silverstone Auctions Limited 2021

 そんなS2000の前期型のAP1が、シルバーストーンオークションに登場した。この個体は、ほぼオリジナルのコンディションを保っているもの。

 英国仕様車で走行距離は3万2000マイル(約5万1200km)と少なく、おもにホンダのディーラーで受けたメンテナンス履歴もはっきりと残っている。

 細かいことだが、オリジナルのキーもふたつあり、1999年10月発行の、Hendy Lennox Hondaの販売注文書すら保存されている。

●245万円は意外と安かった!?

 S2000は2005年11月に、2.2リッターのF22Cエンジンを搭載したAP2型へと進化していて、現在程度がいいといわれている中古車はこのモデルが多い。

 ボディカラーは再塗装されているとはいえ、ニューフォーミュラレッドの個体でこのコンディションのAP1は、まさに希少車。自動車メーカーがEVへとシフトしているいま、S2000のような高回転エンジンを搭載した純粋なスポーツカーがもう2度と登場しないだろうことを考えると、落札価格にも期待がかかる。

 ところが、ハンマープライスは1万6031ポンド(邦貨換算約245万円)というものだった。これは昨今の日本の中古車市場でのS2000の流通価格からいうとかなりお買い得といえるものであった。

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