VAGUE(ヴァーグ)

「造り酒屋所有の町家に泊まる」佐賀・鹿島の歴史と文化を体感できる新感覚ホテルが誕生

古きよき伝統と文化を体験できる古民家宿

 九州旅客鉄道(以下、JR九州)が展開する、歴史的建造物を活用した宿泊施設ブランド「茜さす(あかねさす)」の第1号施設として、2022年1月14日に「茜さす 肥前浜宿(ひぜんはましゅく)」がオープンする。

「茜さす」は、JR九州の全社員を対象とした新規事業提案制度から事業化が決定したプロジェクト。「歴史的建造物で堪能する、上質な時間と空間、非日常を楽しむ『別荘』」をコンセプトに、地域の歴史と文化を体感できる宿泊体験を提供するとともに、地域住民との連携を深め、さらなる観光促進を目標に掲げる。

「歴史的建造物で堪能する、上質な時間と空間、非日常を楽しむ『別荘』」をコンセプトに、地域の歴史と文化を体感できる宿泊体験の提供などを目指すJR九州の「茜さす」。「茜さす 肥前浜宿」はその第1号施設だ
「歴史的建造物で堪能する、上質な時間と空間、非日常を楽しむ『別荘』」をコンセプトに、地域の歴史と文化を体感できる宿泊体験の提供などを目指すJR九州の「茜さす」。「茜さす 肥前浜宿」はその第1号施設だ

「茜さす 肥前浜宿」のある佐賀県鹿島市の肥前浜宿は、明治期以降、酒造業や水産加工業などを中心に発展した地域。歴史的価値の高い伝統ある街並みは、2006年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。当時の面影を残す土蔵造りの町屋が軒を連ねる、通称、酒蔵通り(さかぐらどおり)では、現在も盛んに酒づくりがおこなわれている。

 その一角にある当施設は、元禄元年(1688年)に創業した蔵元「光武(みつたけ)酒造場」が所有する、明治中期ごろに建築された築100年以上の古民家を改修したもの。歴史的建造物という非日常空間に身を置きながら、地域住民と同じ日常を過ごすような感覚で、土地の文化や伝統に自然と触れられるのが新しい。

●“非日常空間”で体験できる“日常”も魅力

 鹿島市内には6つ(肥前浜宿には3つ)の酒蔵があり、1年をとおして酒造見学や酒造り体験が可能。毎年3月末には、6酒蔵が同時におこなう蔵開きイベント“鹿島酒蔵ツーリズム”が街をあげて盛大に開催される。

「肥前浜宿のある鹿島市は、歴史的な建造物、それら建造物や地勢が構成する街並み、そこで育まれる人々の営み、鹿島市を囲繞する多良岳山系と有明海が見事に調和し、優れたランドスケープを形成しています。また、その景観を残そうと、地域の方々が日夜、奮闘されています。当社は景観のすばらしさ、地域の方々の熱意に魅せられ、景観を次世代に引き継ぐ一助となりたいとの思いから、本事業を鹿島市で実施しようと考えた次第です。

『茜さす 肥前浜宿』では、上質なプライベート空間でゆったりとした時間を過ごしていただけます。“茜”の文字をデフォルメしたブランドロゴが表している、地域の『人、食、文化、景観』との出あいを楽しみながら、歴史的建造物が演出する非日常空間と、なにげない日常のくつろぎの両方を堪能していただきたいと思います」

 そう語るのは、「茜さす」を担当するJR九州の事業開発本部・幅(はば)さんだ。

「茜さす 肥前浜宿」が提供する客室はわずか2室。1棟貸しプランなら、まるごとプライベート空間として利用できるため、古民家の住人になったかのようなぜいたく気分を味わえる。

 現地は、福岡の博多駅からJR長崎本線で約1時間、最寄駅から徒歩約6分という好アクセスのロケーション。無料で利用できるWi-Fi環境も整っており、ワーケーションへの活用にも好適地といえそうだ。

●施設概要
・施設名:茜さす 肥前浜宿
・宿泊料金:1室(定員4名)4万4000円から(消費税込)
・延床面積:約243平方メートル(宿泊施設に供する面積は約199平方メートル)
・開業日:2022年1月14日

●アクセスほか
・住所:佐賀県鹿島市浜町字平松乙2686
・アクセス:JR長崎本線・肥前浜駅より徒歩約6分

Gallery古民家の住人気分をも味わえる「茜さす 肥前浜宿」の魅力を【画像】で見る(3枚)

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