VAGUE(ヴァーグ)

自動減圧バルブをリューズ機構に組み込んだ600m防水を備えるボール ウォッチの超本格派ダイバーズ

自動減圧バルブをリューズに組み込んだ世界初の特許技術

 人間が体をさらしたまま深海へ潜るための「飽和潜水」という技術をご存知だろうか? “サチュレーションダイビング”とも呼ばれる、深海での工事や点検作業のための長時間潜水を可能にするこの技術は、ダイバーが事前に加圧されたタンク内で生活をし、深海の環境に体を順応させることで安全な潜水をおこなえるようにしている。

 その飽和潜水の技術を確立しているのが“NEDU(ネドゥ)”の略称で呼ばれるアメリカ海軍潜水実験隊(The US Navy Experimental Diving Unit)であり、NEDUの協力を得て開発されたのが、今回紹介するボール ウォッチの「エンジニア ハイドロカーボン NEDU」である。

 この時計の最大の特徴といえるのが、“リューズビルトイン型自動減圧バルブ”という世界初の飽和潜水用装備。その機能についてボール ウォッチ・ジャパン株式会社の代表取締役、中嶋氏に伺った。
 
「この機構の最大のメリットはケース内部の気密性を高め、浸水の可能性を低くすることです。通常、時計は3ピースの部品(ミドルケース、バックケース、そしてガラス・ベゼル)で時計内部を保護しており、ミドルケースに接する上下2か所、及びリューズの3か所から浸水する可能性があります。さらに自動減圧バルブを取り付けることにより一般的なダイバーズウォッチはケース9時サイドに穴を開けてこのバルブを取り付けていますので、計4か所の浸水ウィークポイントが存在することになります」

 たしかに防水性の高い時計はリューズと逆の9?11時位置に減圧バルブが配置されていることが多い。

「当社が世界で初めて独自開発したこの機構は、あえて自動減圧バルブ用の穴をケース9時位置に設けずに、そもそもリューズ機能を果たすために開けなければならないケースの穴を自動減圧バルブ用にも併用することで余計な浸水ポイントを設けない、という発想から生まれています」

 と同氏は続ける。リューズと自動減圧バルブを一体化してケースに開ける穴を少なくすることで、浸水のリスクを減らしているわけだ。こうした特許技術に加え、気密性の高いグレード5チタン製のケースや、リューズを保護するセーフティロック・クラウンシステムにより、600mという驚異の防水性能を実現している。

ギミック感と視認性を両立したブルーダイヤル
ギミック感と視認性を両立したブルーダイヤル

●自発光マイクロガスライトが深海でもダイヤルを照らし続ける

 新モデルとなる「エンジニア ハイドロカーボン NEDU(DC3126A-S3CJ-BE)」(49万5000円、消費税込)は、既存のブラックダイヤルとは異なり、ダイヤルとベゼルが深海をイメージさせる濃いブルーになっており、差し色の赤も相まってよりスポーティな印象に。

 ダイヤルには、60秒、30分、12時間積算計のミニダイヤルを備え、3時位置にはデイデイト表示を搭載。また、針とインデックスにはボール ウォッチならではの自発光マイクロガスライトが用いられている。

 さらに、セラミック素材でできたベゼルトップにもスーパールミノバ夜光による処理が施されており、夜間や海中でも高い視認性を発揮。5層の夜光塗料を塗布した上にはガラスコーティングが施されており、細かな傷も入りにくくなっている。

 普段使いではオーバースペックともいえる600m防水だが、自分の着けている時計が真っ暗な深海でも発光しながら普通に時を刻み続けると考えたら、ロマンを感じずにはいられない。そんな深海をイメージさせる濃いブルーのダイヤルは、ネイビー系のスーツにもすんなり馴染んでくれることだろう。

●製品仕様
・ベゼル径:44mm
・ケース厚:17.3mm
・ケース:チタン製
・バンド:チタン/SS製のテーバー・ブレスレット
・ムーブメント:自動巻、BALLキャリバー RR1402-C
・パワーリザーブ:約48時間
・防水性:600m防水
・耐磁性:4,800A/m
・耐衝撃性:7,500Gs(高さ1.5m から自由落下にて木の床に落とした時に受ける衝撃と同等の衝撃テストを実施)

Galleryバツグンの視認性を誇るボールウォッチの夜行システム

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