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『名車再生!』司会マイクの愛車がオークションに! ディスカバリーチャンネルの人気コンテンツMCのクルマにはプレ値がつく!?

番組MCにして辣腕の中古車ディーラーの愛車が出品される!

 VAGUE読者諸兄のなかには、ディスカバリーチャンネルの人気コンテンツ『名車再生! クラシックカーディーラーズ』をご存知の方も多いことだろう。

 近年のクラシックカー業界では成長株と目される英国のオークションハウス、「シルバーストーン・オークション」社は、さる2021年11月中旬にバーミンガムでおこなわれた大規模トレードショー「The NEC Classic Motor Show 2021」に付随して、3日間にわたるオフィシャルオークションを開催。

 そのオークションに、クラシックカーディーラーズの番組MC「マイク」こと、マイク・ブルーワー氏がプライベートで収集したと称される名車たちが「マイク・ブルーワー・コレクション」のタイトルのもと複数出品・落札されたことが、ファンの間で大きな話題を呼んだ。

『名車再生! クラシックカーディーラーズ』のMCとして有名なマイク・ブルーワー氏(C)Silverstone Auctions Limited 2021
『名車再生! クラシックカーディーラーズ』のMCとして有名なマイク・ブルーワー氏(C)Silverstone Auctions Limited 2021

『名車再生! クラシックカーディーラーズ(原題Wheeler Dealers)』は、母国イギリスでは2003年夏にスタートした、いわゆるリアリティショー番組である。現在では、日本を含む世界各国の衛星放送やケーブルTVで放映され、ディスカバリーチャンネルを代表する人気コンテンツのひとつとなっている。

 その内容は、ディーラー役であるマイク・ブルーワー氏が購入してきたクラシックカーないしはユーズドカーを、メカニック担当のエド・チャイナ氏(シーズン1−13)やアント・アンステッド氏(シーズン14−16)が修理・レストア。新たな顧客に転売を果たすまでのプロセスをドキュメンタリー形式で描いたもので、2021年に「シーズン16」を終えるまでに仕上げたクルマは、実に184台にもおよぶ。

 一方、再生担当のメカニックは、次期「シーズン17」から出演のマーク・エルヴィス・プリーストリー氏まで、合わせて3人が参画しているが、ディーラー役は全16シーズンおよび幾つかのスピンオフ企画シリーズも、一貫してマイク・ブルーワー氏が務めてきた。

 1964年生まれで、「生き馬の目を抜く」といわれるロンドンの中古車業界で長らく活躍、現在でもTV出演のかたわら大手中古車ディーラーを経営する「マイク」は、当然のことながらクルマについては相当の鑑識眼の持ち主であることは、番組内でも明らかである。

 そんな彼が、TVの企画や顧客に販売するためではなく、個人のコレクションとして選んだクラシックカーたちには、当然のことながら興味がそそられるに違いあるまい。

小型FF車の歴史的傑作BMCミニの最初期モデル(C)Silverstone Auctions Limited 2021
小型FF車の歴史的傑作BMCミニの最初期モデル(C)Silverstone Auctions Limited 2021

●1961 Austin Seven

 まず1台目は、1961年型オースティン・ミニ・セヴンである。いわずと知れた小型FF車の歴史的傑作BMCミニの最初期モデルは、オースティン版の「セヴン」とモーリス版の「マイナー(Minor)」としてデビューしたが、こちらはその前者となる。

「タータン・レッド」のボディに「オールド・イングリッシュ・ホワイト」のルーフからなる2トーンは、今も昔もミニの定番。1970年代に再塗装されたものとのことだが、このカラーの最初期型ミニを選んだマイクの慧眼が感じられる。

 シルバーストーン・オークション社では「Guide Price」と呼ぶエスティメートは、1万5000−1万8000ポンドに設定。11月12日におこなわれた競売では、1万5750ポンド(邦貨換算約241万円)という、最初期型としては比較的リーズナブルな価格で無事落札となった。

「アーモンドグリーン」にオールド・イングリッシュ・ホワイトのルーフを組み合わせたミニ「クーパー1275 S」(C)Silverstone Auctions Limited 2021
「アーモンドグリーン」にオールド・イングリッシュ・ホワイトのルーフを組み合わせたミニ「クーパー1275 S」(C)Silverstone Auctions Limited 2021

●1967 Mini Cooper 1275 S

 そして、マイクのBMCミニはもう1台。クラシック・ミニではもっともアイコニック、かつマーケット相場も高いMk(マーク)1クーパーの1275ccモデルで、こちらもオースティン版の1967年型である。ボディカラーは、マーク1やマーク2では人気が高く、のちのローバー・ミニでも再現された「アーモンドグリーン」にオールド・イングリッシュ・ホワイトのルーフを組み合わせている。

 エスティメートは5万−6万ポンドと、マーク1のクーパー1275Sとしてもかなり強気な価格に映ったが、実際の競売でも入札が進み、最終的には5万4000ポンド、つまり約825万円で小づちが落とされることになった。

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Gallery【画像】『名車再生! クラシックカーディーラーズ』MCのマイクの元愛車とは(48枚)

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