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「人生を素晴らしく」運転するだけで人生バラ色の「ウラカンEVO」の興奮度とは

いまだに乗るたびに新鮮な気持ちにしてくれる「ウラカン」

 いかにもスーパーカーらしいスーパーカー、ランボルギーニ「ウラカンEVOフルオカプセル」。ドライビングしていると、街行く人々からの熱い眼差しを感じる1台だ。その熱視線に負けない華やかさが、確かにウラカンにはある。エンジンをかけた瞬間に吐き出されるV型10気筒のエキゾーストノートは、まさに咆哮。かなり激しいものだが、ドライバーのやる気を昂ぶらせる。

  • サーキットを走らなくとも、公道を走るだけで十分にストレス発散できる「ウラカンEVOフルオカプセル」

 ドライブモードは、「ストラーダモード」、「スポーツモード」、「コルサモード」の3つ。まずはスーパーカーらしくスポーツモードで走らせてみたが、もはや圧倒的と呼ぶに相応しい。

 エンジンサウンドは猛々しく、かなりアグレッシブ。サスペンションも引き締まって、ロール感は皆無だ。ダンパーが利いておりカッチリとした印象だが、路面の凹凸などは見事にいなしてくれるので、乗り心地は決して悪くない。足まわりにはかなりコストをかけてセッティングをしたことが伺える上質さである。

 それにしてもこのスパルタンなフィーリングは、レーシングカーそのものといっても決して大げさではない。私は最近、フォーミュラカーのテスト走行をおこなっているのだが、ウラカンEVOを走らせているとフォーミュラカーのドライビングシーンと見事に重なってくる。エンジンサウンドや見えているシーンが、ほとんど同じなのだ。

 フォーミュラカーのテストだからレースほどではないものの、走らせるにはやはりリスクがあり、相応の緊張感がある。ウラカンEVOを走らせたのは公道だから、もちろんリスクを負うような走りはしていない。だが、フォーミュラカーと同じようなエキサイトメントがあることは間違いない。

  • エンジンをかけた瞬間に吐き出されるV型10気筒のエキゾーストノートは、まさに咆哮

●コルサモードはどこで使う?

 試しに少しだけコルサモードに切り換えてみたが……、スゴイの一言だ。最高速325km/h、0−100m/h加速2.9秒の動力性能はダテではなく、のけぞるような加速フィーリングを見せる。

 全開のエキゾーストノートもハンパなく、正直、街乗り向けではない。サーキットにしても、最近は音量規制が厳しい所も多いので、もしかしたらレギュレーションに引っかかってしまうのではないかというレベルだ。一般道では使い所に悩むモードだが、このサウンドを多くのメーカーが目標にしているようにも思う。スーパーカーの証といえる美点だ。

 しかも、ウラカンEVOはただのスーパーカーではない。価格はともかく、「これなら買ってもいいかな」と思わせる扱いやすさも備えているのだ。三角窓のおかげで、見切りはかなりよい。さすがにルーフが低いので上方向の視界はもうひとつだし、ルームミラーも見やすいとは言いがたいものの、サイドミラーで十分な後方視界を確保できる。ストラーダモードにすれば、「快適」というスーパーカーらしくない言葉さえ似合ってしまう。サウンドも控えめ、乗り心地も良好だ。普通に街乗りしたくなる。

 ウラカンEVOには、こういうクルマがある生活は素晴らしいだろうなと思わせるものがある。ほんのわずかな時間、公道を流す程度に走らせるだけで笑顔になれ、人生のすべてのストレスが吹き飛んでしまう。サーキットで丸1日スポーツ走行をしたぐらいの心地よいひととき。これぞ、まさにスーパーカー。所有する価値は、ここにある。

NextウラカンEVOの咆哮を【動画】で聴いてみよう!
Gallery【画像】ウラカン「EVO」のコーフンするディテール(22枚)

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