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「カッコよすぎ!」スタイルだけで即買いしたくなるeバイク「NAWA Racer」の仕組みを教えて!

キャパシタとリチウムイオン電池のハイブリッド

 フランスに本拠を置く「NAWA Technologies」が、ハイブリッド・バッテリーシステムを搭載した「NAWA Racer」というeバイクのプロトタイプを、EICMA2021(ミラノ国際モーターサイクルショー)の会場で発表した。

  • 0-100km/h加速3秒以内、最高速度は150km/hの「NAWA Racer」

●0-100km/h加速3秒以内!

 後輪に100psという出力を持つインホイールモーターを持つこのeバイクの特徴は、トップタンク部にキャパシタを、ボディボトムにリチウムイオン電池を配置したことによるバランスのよさと、その両電源から得られる電気をシームレスにモーターへと伝達する新システムの構築にある。

 本来キャパシタというのは、いわばコンデンサと同様、瞬時に充放電ができるというメリットがある。しかし電気を大量に保存しておくのは難しい。一方リチウムイオン電池は、大量の電気を保存できるが、充電には時間が掛かる。

 その両者のメリットを活かすため、NAWAは既存のキャパシタと比べて5倍のパワーとエネルギーを持つ、次世代キャパシタを開発。「NAWA Cap」とネーミングされたこのキャパシタの容量は、0.1kWhとのこと。加速時には、まずこのNAWA Capから電力を供給する。

 リチウムイオン電池は従来のeバイクと比べると約半分の容量となる9kWhと小型だ。しかし、キャパシタの充電が早いという利点を活かし、回生ブレーキから得られるエネルギーの80%を再利用できるため、走行距離は混合サイクルで約150km、加減速を繰り返す市街地では約300kmの走行が可能となっている。

 走行性能は、0-100km/h加速3秒以内、最高速度は150km/h。家庭用電源での充電では、NAWA Capは2分で満充電、リチウムイオン電池は約1時間で80%まで充電できるとのことだ。

  • 迷彩柄でアーミー風に仕立てた「NAWA Racer」

 スタイリングは、カフェレーサーを意識したものとなっている。フレームはカーボン製で、トップのNAWA Capとボトムのリチウムイオンバッテリーが構造部分を受け持っていることから、車重は150kgに収まっている。カウルは軽量コンポジット製、ライト類はLED。ドライブモードにはエコ/アーバン/スポーツという3つがあるほか、NAWA Capをアップグレードできるオプションも用意されている。

 NAWAテクノロジーの創業者でありCTOでもあるPascal Boulanger氏は、次のようにコメントしている。

「NAWA Racerは私たちが考える明日の電動バイクです。カフェレーサーにインスパイアされたレトロなマシンですが、徹底的にモダンなものです。軽くて、速くて、楽しくて、笑顔になれるエミッションフリーのシティコミューティングに最適なマシンです。しかし、それは同時に未来への青写真でもあります。

 NAWAの次世代キャパシタは、既存のキャパシタに比べて5倍のパワーとエネルギーを持ち、ハイブリッドバッテリーシステムの可能性を引き出します。さらに、このパワートレインは拡張性にも優れており、より大きなバイクや自動車などの電気自動車に応用できない理由はありません。近い将来のEパワートレインの姿を示していると考えています」

Gallery【画像】eバイクもカフェレーサーテイストがお洒落(6枚)

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