VAGUE(ヴァーグ)

カットワークとグリーンの配色に見惚れるEDOX初のフルスケルトン

伝説的な名品を現代の技術でフルスケルトン化した新時代のマスターピース

 スイスの高級時計ブランドのひとつとして知られるエドックス。数あるコレクションのなかでもとくに長い歴史を誇るのが、1961年に初代モデルが発表されたアイコニックな名品「DELFIN」だ。

 堅牢なケース構造と気密性を高める二重パッキンを備えたりゅうず機構によって、当時としては革命的といえる200mの防水性能を達成。“ダブル-Oリング”と名付けられた独自の防水機構は、エドックスが高品質な防水時計を手がけるブランドとして広く認知されるきっかけとなった。

 その伝説的なコレクションのレガシーを継承しつつ、よりモダンに進化したのが、2019年に発表されたブランド初のスケルトンウォッチ「DELFIN MECANO AUTOMATIC」。12角形の幅広ベゼルや大胆に打ち込んだビスなど伝統的なデザインを踏襲しつつ、香箱やムーブメントを部分的にくり抜くことで時計内部を表裏両方から見せるフルスケルトン仕様を採用。

 一方で完全なシースルー仕様にしていないのは、時計を着用した際に肌が露わにならないようにとの配慮によるものだ。切り絵のようなダイヤルのカットワークは、エドックスのブランドエンブレムでもある“砂時計”がモチーフ。時計表面からは美しく残されたレトロモダンなシルエット越しにムーブメントの精緻な営みを愛でることができる。

  • ダイヤル越しに目を奪うムーブメントの営み

●伝統のデザインを踏襲しながら、トレンド感のあるカラーで印象を一新させる配色の妙

 さて、今回発表される「DELFIN MECANO AUTOMATIC(Ref. 85303-3NN-VB)」では、従来からのデザインを踏襲しつつも、全く新たな解釈の下で配色パターンを一新している点に注目したい。

 これまでのモデルでは、ケースやベゼルのメタリックな質感と、ダイヤル上に残したシルエットのコントラストで魅せるアートなデザインを採用していたのに対して、今回発表された新色モデルではステンレススティールケースにブラックPVDを施したベゼルをオン。

 ダイヤルのカットワークは色味を抑えたダークグレーで残しつつ、インデックスとインナーベゼルには鮮やかなメタリックグリーンを配色。針にも同じくグリーンをスーパールミノバとともに施すことで、これまでのモデルとは印象を異にするスポーティなモデルへと生まれ変わっている。

 エドックスらしいアーティスティックな要素を生かしつつ、トレンド感のあるカラーで日常使いしやすいこなれ感をプラスするという、配色の妙。ブランドの個性と持ち味を存分に味わえる1本だ。

●製品仕様
・品番:Ref. 85303-3NN-VB
・ケース径:43mm
・ケース厚:12mm
・ケース:ステンレススティール
・ムーブメント:自動巻き EDOXキャリバー853
・駆動時間:パワーリザーブ42時間
・風防:サファイアクリスタル
・防水性能:200m/20気圧
・ストラップ:ラバー
・発売時期:2021年12月上旬

Gallery緻密かつ精巧な時を刻む魅惑のフルスケルトン

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