VAGUE(ヴァーグ)

「ガールフレンドにプレゼントしたポルシェがそのまま保存」元祖プアマンズ・ポルシェ「914」に注目!

フォルクスワーゲン製エンジンを搭載した「914」はポルシェと呼べるのか?

 1970年に販売が始まったポルシェ「914」は、フォルクスワーゲンとの共同開発によって生まれたモデルである。

 現在でもそうだが、当時も「ポルシェといえば911」というイメージは強かった。しかし911は当時としても高価なクルマであったため、ポルシェは販売価格を抑えた、いわゆるエントリーモデルの開発に着手する。

  • ポルシェ「914」は、当時のスーパーカーで採用されていたリトラクタブル・ヘッドライトだった(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●914に搭載されたエンジンとは

 エントリーモデルとしての914は、コストを抑えるためにフォルクスワーゲン車に使われているパーツを流用してつくられることとなった。最初期に搭載されていたエンジンも、フォルクスワーゲン製の1.7リッター水平対向4気筒で最高出力80psというものだった。

 同時に、「911T」にも使われていたポルシェ製2.0リッター水平対向6気筒(最高出力110ps)というエンジンを搭載した、「914/6」もラインナップされていたが、モデル本来の狙いに合致するのは、ベースモデルである914といっていいだろう。

 その後914は、1973年に100psを発生する2.0リッター水平対向4気筒エンジンに換装され、「914 2.0」へと進化する。1974年には最高出力85psの1.8リッター水平対向4気筒エンジンを搭載したモデルも発売されたほか、ごく少数だが、「911S」の2.3リッター水平対向6気筒エンジンや、「911RS」の2.7リッター水平対向6気筒エンジンを搭載した「916」というモデルも存在している。

 今回RMサザビーズオークションに出品されたのは、1975年式の914 2.0である。つまり搭載されているエンジンは、1.7リッター水平対向4気筒を拡大してつくられた、2.0リッター水平対向4気筒モデルだ。

Nextほぼ新車のまま保管されていた「914」の値段は?
Gallery【画像】まるでタイムカプセルで保管されていたような「914」とは(27枚)

page

  • 1
  • 2

RECOMMEND