VAGUE(ヴァーグ)

これまで廃棄されていた鹿革を再利用したら上質なサイフとスマホポーチができました!

鹿革に新しい価値を生み出す取り組み

 登山・アウトドア向けGPSアプリ「YAMAP」などを手がけるヤマップ社は、これまで廃棄されていた鹿革を再利用した「鹿革L字ウォレット」と「鹿革スマホポーチ」を発売した。

 今回の革小物2種は、日本の森林や農林業に大きな被害を及ぼし、獣害指定された鹿を狩猟後に廃棄せず利活用する取り組み“めぐるしか”の一環として製作されたものだ。

  • 森林や農林業に被害を及ぼし、獣害指定された鹿を狩猟後に廃棄せず利活用する取り組み“めぐるしか”の一環として製作された「鹿革L字ウォレット」と「鹿革スマホポーチ」

 この取り組みについて、ヤマップの新規事業部・小島慎太郎さんはこう話す。

「山の生態系を変化させ、田畑を荒らす増えすぎた鹿は、日本で年間約60万頭が駆除されており、そのほとんどは肉や革が活用されず廃棄されています。“めぐるしか”は、可能な限り鹿を廃棄せずに利活用し、山の恵みとともに山を思う人々の心もめぐっていく循環を目指して始まった取り組みです」

 また本作は、発達・精神障がいをもった革職人が、他社と革製品の共同開発や受託生産をおこないながら、素材から生産工程までメイド・イン・ジャパンにこだわる独自ブランドを展開するUNROOF(アンルーフ)との共同開発品。UNROOFは“めぐるしか”による鹿革に新しい価値を生み出すという取り組みに共感し、パートナーとして鹿革を活用した革製品の共同企画と生産に取り組むことになったという。

●“革のカシミヤ”とも称される上質な素材感

 鹿革は“革のカシミヤ”とも称されるほど、手触りがしっとりとなめらかで、通気・吸湿性に優れているのが特徴。革自体が軽く、手入れも簡単なので日常使いに適している。

 今回使用しているのは野生の鹿革のため、革の厚みに個体差があり、また、1枚の革のなかでも部分によって厚みに違いがある。そのため、UNROOFの商品で普段使用されている牛革に比べ、商品ひとつひとつの革の厚みを数ミリ単位で調整し、耐久性の高さと仕上がりの美しさにこだわったという。

「鹿革L字ウォレット」は、普段使いはもちろん“山サイフ”としても活躍するコンパクトサイズ。マチのないフラットなデザインで、ポケットに入れて携行しやすい。表面にシボの型押しが施されており、キズがつきにくくナチュラルな素材感を楽しめる。

「鹿革スマホポーチ」は野生の鹿革を、環境に優しい“植物タンニン”という方法でなめし、表面を起毛加工してスウェード素材に仕上げている。ふわりと優しい手触りでニットのような温かみがあり、毛の流れによってできる濃淡が独特の表情を生み出す。

 廃棄されていた鹿革を再利用したとは思えないほど、上質感あふれるサイフとスマホポーチ。製品に込められた思いを感じながら毎日身に着けられる、ファッション性の高いアイテムに仕上がっている。

●製品仕様
☆鹿革L字ウォレット
・価格:7920円(消費税込、以下同)
・サイズ:W114×H93×D15mm
・カラー:キャメル

☆鹿革スマホポーチ
・価格:9790円
・サイズ:W130×H195×D15mm
・カラー:キャメル、ブラック

Gallery鹿革ならではの魅力を備えた上質感あふれるサイフとスマホポーチを【画像】で見る(3枚)

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