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「どうして米国の2倍のプライス?」ジープ史上最強「ラングラー・ルビコン392」が英国で販売開始

ジープ史上最強パワーの「ルビコン392」が英国に上陸

 ロンドンで高性能なクルマの販売をおこなっているクライブ・サットンが、ジープ「ラングラー・ルビコン392」の受注を開始した。

 このルビコン392は、6.4リッターV型8気筒エンジンを搭載したジープの正規モデルである。米国では2021年2月に7万3500ドル(約840万円)という価格で販売が開始されている。エンジンのスペックは最高出力470hp、最大トルク62.2kgm。しかもその最大トルクのおよそ75%が、アイドリング回転数の領域で得られるため、悪路走行でも扱いやすく、470hpのパワーはラングラー史上最強となる。

  • 米国のみの販売だったジープ「ラングラー・ルビコン392」が、英国に上陸した

●米国のおよそ2倍のお値段!

 もちろん現代のクルマらしい技術も採用されている。たとえばクルージング時には気筒休止がおこなわれ、トランスミッションは8速ATを搭載。最近のクルマではあたり前となった、ドライブモードの切り替えも可能で、「4WD High」、「4WD AUTO」、「4WD Low」、「ニュートラル」という4つが用意されている。さらに、あたり前のことだが、オフロード走行用の「サンド」や、「ロック」というモードも選択が可能だ。

 このような観点からするとルビコン392は、排気量の立法インチにちなんだ「392」というネーミングこそ懐かしい感じがするが、中身は現代のハイパーオフローダーといっていいものとなっている。

 ところが英国では、理由は明らかにはなっていないが、ルビコン392は正規輸入されていなかった。邪推だが、正規で英国に持ち込んでも、ランドローバーの牙城を崩せないという判断があったのかもしれない。

 いずれにしても米国でのルビコン392の発売から約9か月間、英国のジープ好きは、ルビコン392を買いたくても買えないという状態にあったわけだ。

  • 0ー60マイル(96km/h)加速は、4.5秒という加速性能を持つというルビコン392

 クライブ・サットンは、そんなルビコン392を米国から輸送し、英国での保安基準に適合するようにした上で登録。保証期間は2年間/3万マイル(約4万8000km)と、メーカー保証に近いものとなっており、輸入税と付加価値税を含んだ販売価格は、10万5000ポンド(約1617万円)とのこと。

 この販売価格は、米国本国の価格と比べると、およそ2倍となっているが、関税や付加価値税、シッピングの値段や販売台数の少なさを考えるとやむを得ない値付けだろう。

 クライブ・サットンの創業者兼CEOであるクライブ・サットン氏は「ルビコン392は、当社がいかにしてユニークな車両を英国のバイヤーに提供しているかを示す完璧な例です。私たちのお客様は、たとえメーカーが英国に輸出をしていなくても、パワフルでラグジュアリーなクルマを英国で最初に走らせることに誇りを持っています。私たちは輸入に関するすべての要件を満たし、包括的な車両保証の安心感を提供する、ターンキーサービスを提供しています」と語っている。

 日本へのルビコン392の正規導入は無理だとしても、同じように独自で販売してくれるところはないのだろうか。

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Gallery【画像】英国に上陸した「ラングラー・ルビコン392」とは(7枚)

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