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3億2800万円!! 特別仕立て「ラ フェラーリ」の大人ラグジー仕様のビスポークとは

限定499台のなかでも特別仕立ての「ラ フェラーリ」

 RMサザビーズのロンドン・オークションに、現在の段階では最新のスペチアーレとなる「ラ フェラーリ」が出品された。同社のオークションでは先日、限定349台の「F50」が、邦貨にして約4億円という高額で売買が成立しており、2013年から2016年にかけて499台の限定生産がおこなわれたラ フェラーリに、どれほどの落札価格が提示されるのか、世界中のフェラーリスタの注目が集まっていた。

  • 499台限定の「ラ フェラーリ」のなかでも、ビスポークによって特別ラグジュアリーな仕様となっている1台(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●特別仕様の「ラ フェラーリ」

 ラ フェラーリのデザインは、フェラーリの社内部門であるチェントロ・スティーレのトップ、フラビオ・マンゾーニを中心に自社でおこなわれた。

 前作ともいえるピニンファリーナによって生み出された「エンツォ・フェラーリ」が、F1マシンを強く意識したスタイリングであったのに対して、ラ フェラーリは、よりハイパーカーらしい凄みとスムーズさを感じさせるものに仕上がっている。

 さらに出品車のカラーは、ファースト・カスタマーによってチョイスされた、「Vinaccia」と呼ばれる、非常に珍しい深い葡萄色だ。インテリアも特別仕様のPelle Chiodi Di Garofanoとカーボントリムの組み合わせで、同じラ フェラーリでも他車よりもゴージャスな、そして大人の雰囲気を感じさせるフィニッシュが実現されている。

 ちなみにラフェラーリは、前述したとおり499台が生産されているが(後に災害復興のチャリティ・オークション用に1台が追加生産されている)、その価格は130万ドル以上であった(当時のレートで約1億3000万円)。しかし、この出品車の新車価格は、さらに相当なオプションの金額を加えたものということになるのだろう。

  • 同じラ フェラーリでも他車よりもゴージャスな、そして大人の雰囲気を感じさせるインテリア(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 ラ フェラーリのメカニズムに関しては、多くの解説を必要とはしないだろう。リアミッドに搭載されるエンジンは、6.2リッターV型12気筒自然吸気。これにHY-KERSと呼ばれるPHEVシステムを組み合わせ、最高出力はトータルで963psを誇る。

 基本構造体はカーボン製のモノコックで、エンツォ・フェラーリと比較しても、20%以上剛性が高められている。最高速は350km/hオーバー。デビューからかなりの時間が経過し、市場にはさまざまなライバルが登場する時代にあっても、そのパフォーマンスとネームバリューは一流だ。

 2021年11月6日におこなわれたオークションでは、予想どおりにこのラ フェラーリの入札価格はつり上がっていった。最後にその数字が止まったのは、実に214万2500ポンド、日本円では約3億2800万円であった。

 走行距離が918マイル(約1477km)と低走行であることに加え、純正装備のバッグを含め整備手帳などすべてを揃えていたことや、セカンド・オーナーによって、完全なメンテナンスが施されていたことなども、落札価格が上昇した大きな理由となったようだ。オークションの世界でのフェラーリは、まだまだその人気に衰えは見えないことが分かったオークション結果であった。

Gallery【画像】葡萄色の貴重な「ラ フェラーリ」とは(33枚)

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