VAGUE(ヴァーグ)

廃タイヤとパラシュート素材を組み合わせた環境にやさしい個性派トートの気になる実力

廃タイヤとパラシュート生地で丈夫さと軽さを両立

 廃タイヤを活かした製品を展開しているブランド・SEAL(シール)の「WEAR」シリーズから、藤倉航装とのコラボレーションモデル「藤倉航装コラボ/トートバッグWEAR」が登場した。藤倉航装は、宇宙探査機はやぶさ2の回収カプセルが地球に帰還した際に使われたパラシュートを手がけたことで話題となった、日本唯一の人体用落下傘メーカーである。

 新製品は、航空自衛隊でも採用されている強くて軽いパラシュートの生地と同等の素材に、SEALの顔ともいうべき廃タイヤのチューブをリユースした素材を組み合わせたユニークなトートバッグだ。メイン素材である廃タイヤは驚くほどしなやかで強度もあり、バッグやシューズの素材に向いている。また、こうした独自のアップサイクルの仕組みによって環境負荷の軽減につなげていくことも、SEALが大切にしているテーマである。

  • 航空自衛隊でも使われる強くて軽いパラシュートの生地と同等の素材に、廃タイヤチューブをリユースした素材を組み合わせた「藤倉航装コラボ/トートバッグWEAR」

 今回、そんな廃タイヤとパラシュート素材を組み合わせた理由について、SEALの企画・販売を手がけるモンドデザインの堀池さんはこう語る。

「パラシュート素材の最大の利点は、防水性と耐久性がありながらも“軽量”であること。バッグの大半にこの素材を用いることで、重さはわずか700gと、廃タイヤチューブ素材のみを使用した既存モデルと比べて圧倒的な軽さを実現することができました」

 パラシュート素材は高機能だが生地が薄く、バッグとして使用する場合、普通の製法ではバッグの形状を保持できなかったという。そのため内部に綿を入れてボンディング加工を施すことで、「藤倉航装コラボ/トートバッグWEAR」のきれいなフォルムが実現した。

●装いに合わせてハンドルを付け替えればオンオフ使える

「WEAR」シリーズは、“服装や気分に合わせて着せ替えられるかばん”というコンセプトも掲げている。そのため新作の「藤倉航装コラボ/トートバッグWEAR」も、SEALが独自に開発した金属パーツによってトートバッグ本体と持ち手のハンドル部分とを連結させる仕様になっている。これにより、硬貨やドライバーがあれば簡単にハンドルを着脱できるのだ。

 別売りのハンドルは、平手の肩掛けができるタイプから、スーツにも合う本革の丸手ハンドルまで、数十種類が用意される。好みをいくつか用意し、その日の服装や用途に合わせて組み替えるのも面白い。さりげなく印象を変えることができ、オールシーズン使える。

 バッグ本体は、定番の大きさといわれるB4の書類を収納可能なサイズ。“藤倉パラシュート”の生地をメインとするボディには、軽やかさと清潔感が漂う。そして底面部分には、耐衝撃性・弾力性に優れたタイヤチューブ素材を使用。優れた防水性も発揮する上に、底鋲(びょう)を備えることで地面に直置きしても汚れるのを防いでくれる。

 ちなみに、廃タイヤチューブ素材とパラシュート素材という異素材をバランスよく縫製するのは難易度の高い作業だったという。しかし、高い技術力をもつ日本の職人たちがひとつひとつていねいに仕上げることで、本作ではそうした課題をクリアしている。

 悪天候に強い上にタフで軽量なトートバッグは、日常使いはもちろんのこと、ノートパソコンを安心して携行できることから、ビジネスシーンでも活躍してくれそう。小旅行にも対応するサイズ感のため、利用頻度の高いアイテムとなりそうだ。

●製品仕様
・型番:FS-032
・価格:1万2980円(消費税込)
・サイズ:W460×H300×D140mm
・重量:約700g
・カラー:ブラック

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