【勝手に予想】マイチェンしたBMW「X3/X4」のベストバイは?
「X3」と「X4」は、どのパワートレインを選べば正解?
ここでX3とX4のスペックと価格(消費税込)を挙げておこう。
・X3 xDrive20i(699万円)
全長4720mm、全幅1890mm、全高1675mm、ホイールベース2865mm、車両重量1830kg、車両総重量2105kg、排気量1998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1350rpm-4000rpm、WLTC燃料消費率12.0km/L、JC08燃料消費率14.6km/L
・X3 xDrive20d(719万円)/M Sport(766万円)
全長4720mm、全幅1890mm、全高1675mm、ホイールベース2865mm、車両重量1880kg、車両総重量2155kg、排気量1995cc、直列4気筒ディーゼル・エンジン、最高出力190ps/4000rpm、最大トルク400Nm/1750rpm-2500rpm、WLTC燃料消費率14.5km/L、JC08燃料消費率18.6km/L
・X3 xDrive30e M Sport Edition Joy+(802万円)/M Sport(857万円)
全長4720mm、全幅1890mm、全高1675mm、ホイールベース2865mm、車両重量2070kg、車両総重量2345kg、排気量1998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1350rpm-4000rpm、システム・トータル最高出力292ps、システム・トータル最大トルク420Nm、WLTC燃料消費率11.8km/L、JC08燃料消費率15.0km/L
・X4 xDrive20d M Sport(776万円)
全長4765mm、全幅1920mm、全高1620mm、ホイールベース2865mm、車両重量1880kg、車両総重量2155kg、排気量1995cc、直列4気筒ディーゼル・エンジン、最高出力184ps/4000rpm、最大トルク400Nm/1750rpm-2500rpm
・X4 xDrive30i M Sport(837万円)
全長4765mm、全幅1920mm、全高1620mm、ホイールベース2865mm、車両重量1850kg、車両総重量2125kg、排気量1998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力252ps/5200rpm、最大トルク350Nm/1450rpm-4800rpm
※注:X4については、11月2日の時点で認可前につき、燃料消費率に関する数値はなし
●「X3」と「X4」のベストバイは?
さて、ここで誰もが気になるのは、「ベストバイはどれか」ということであろう。車室内の空間の広さでいえばX3だろうし、2名乗車が基本であるなら、スタイリングが流麗なX4を選ぶというのは、いわばあたり前のチョイスだ。
しかしX4は全高こそ低いが、全幅は1.9mを超えているので、駐車場のスペース、ありていにいえば車庫証明で引っかかる可能性も考えられる。そうした事情は個人の問題なので置いておくとして、ではX3とX4のなかでどのグレードを選ぶのが、ベストチョイスなのだろうか。
VAGUEとしてオススメしたいのは、X3であれば「xDrive30e M Sport Edition Joy+」だ。まずパワートレインがハイブリッドであり、電気モーターのトルクを発進時から使えるというのは、悪路での低速走行や、ゼロ発進時での優位性が高い。ならば上位モデルの「M Sport」でもよさそうだが、55万円という価格差は大きい。
Mスポーツとの装備の違いは、オンラインのみで受付けそ開始した「M40d M Sport Edition」に準じるとするならば、外装にブラックのアイテムが採用されることになりそうだが、現段階では詳細は不明。であるならば、この価格差をカスタムに使うということもできるのではないか。
X4の2グレードでは『xDrive20d M Sport』を推したい。30iの350Nmというトルクに対して400Nmというトルクの太さは、SACとしての走りにとって、確実に有利に働いてくれうだろう。
車外にいると聞こえる、ディーゼルエンジン特有のノイズに関しては、実車を確認してみたわけではないが、最近のディーゼルエンジン搭載モデルはノイズが小さくなっていく傾向にあるので、大きな問題とはならないのでないかと予想する。
それに、61万円という価格差は、やはり大きい。そこで浮いた予算を、車内環境のグレードアップや、ホイールなどの外装カスタマイズに使うというのもありだろう。
* * *
今回登場したX3とX4は、すでに受注が始まっている。納車予定はX3は11月以降、X4は来春以降とアナウンスされている。しかし、現在の世界的な状況を考慮すると、最初の納車は予定通りとはなっても、それ以降はスケジュールが遅延することもあり得る。早く乗りたいという人は、すぐに商談にいくということも考えておきたいところだ。
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