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メルセデスAMG「SL」のルーフはソフトトップに戻った! なぜバリオルーフを捨てたのか

新型メルセデスAMG「SL」がワールドプレミア

 2019年10月28日、メルセデスAMGは新型の「SL」をワールドプレミアした。この新型SLは、ソフトトップを持つ2+2シーターのロードスターである。

 メルセデスAMGが新たに開発した新シャシ──アルミニウム製スペースフレームによる2+2ビークルアーキテクチャーは、最大限の剛性を確保し、それによって正確なドライビングダイナミクスと高い快適性、最適なパッケージング、スポーティなプロポーションを実現している。

 その上でエクステリアデザインは、ロングホイールベースとショートオーバーハング、ロングボンネットと後方に位置するパッセンジャーコンパートメントという、SLらしいスタイルを実現。

 ソフトトップは展開時に、シームレスにボディと統合されるため、スポーティな印象を際立たせている。ラジエーターグリルには、14本のバーティカルスラットを採用。デジタルライトLEDを採用したスリムなヘッドライトや、同じくスリムなリアLEDランプといった、特徴的なデザイン要素も備えている。

  • オープンカーのクローズド時の佇まいは、ルーフはファブリックの方がエレガントだ

●注目の「AIRPANEL」とは

 エクステリアの現代的な装備として注目したいのは「AIRPANEL」だ。これはふたつのパーツから成り立っている。

 ひとつ目は、フロントエプロンの下部インテークの後ろに隠された、垂直のルーバーで、もうひとつはアッパーエアインテーク後ろの水平方向のルーバーである。

 通常これらのルーバーは閉じていて、アンダーボディに空気を流すことでフロントリフトを抑えている。しかし水温が高くなった場合には、まず垂直ルーバーが開いて冷却性を確保。さらに速度が180km/hを超えると、水平ルーバーも開くことで、冷却効率は最大となる。

 また、トランクリッドには、格納式リアスポイラーが装備されている。80km/h以上の速度で展開するこのスポイラーは、走行速度や前後の加速度、ステアリングスピードなどを演算し、設定された5つの角度から最適なものを選択することで、操縦安定性を最適化してくれる。

 オプションとしてエンジン前にアンダーボディに装備する「アクティブ・エアロダイナミック・エレメント」も用意されている。これはドライビングモードの設定に反応し、やはり80km/h以上の速度のときに、カーボン製のエレメントが約40mm下方に伸びるというもの。

 ホイールは19インチと20インチ、21インチサイズが用意されているが、そのうち20インチのものには樹脂製のエアロパーツが装備されていて、空気抵抗の低減を実現している。

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