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マイチェンでBMW「M135i xDrive」は何が変わったか? 走りの切れ味とサウンドに注目

マイチェンのこだわりは、サスペンションとサウンド

 2021年10月20日、BMWは「M135i xDrive」のマイナーチェンジを発表した。

 M135i xDrivexは、306psを発生する2リッターの直列4気筒ターボエンジンを搭載した、5ドアハッチバックのスポーツモデルだ。今回のマイナーチェンジでは、おもにサスペンションの改良がおこなわれた。

  • 「M135i xDrive」はマイナーチェンジでサスペンションの改良がメインにおこなわれた

 まずフロントサスペンションだが、キャンバー値を増加させることでコーナリング時に横方向から掛かる力の吸収を最適化している。

 また、ウイッシュボーンを取り付けるためのハイドロマウントが新採用されているリアサスペンションでは、トレーリングアームとコントロールアームのマウントも再設計されたほか、スプリングやショックアブソーバーの減衰力も再調整されている。

 これらの改良によってコーナリング時のロール挙動が改善されるのに加えて、ステアリングフィールもより改善されている。

 また、ECUに組み込まれた、発進時や滑りやすい路面などでトラクションを制御する、ニアアクチュエーター・ホイール・スリップ・リミッターは、信号経路を短縮。これによって従来のものと比較して、最大10倍の反応速度でトラクションを制御できるようになった。

 また、M135i xDriveには標準装備としてフロントアクスルに機械式のL.S.D.(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が装備されている。8速のステップトロニック・スポーツ・トランスミッションに組み込まれたこのデフは、加速時には36%、オーバーラン時には26%のロックファクターを持ち、必要に応じて前輪へとトルクを伝達してくれる。

 さらに、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)機能には、パフォーマンスコントロールも搭載されている。これはスポーツ走行をする際に、ブレーキを適切に作動させつつ、ステアリング動作を最適化してくれるもの。

 その操作の元となるステアリングホイールには、特別にチューニングされたMスポーツ・ステアリングが採用され、ブレーキは対向ピストン式のMスポーツ・ブレーキを装備している。

 ホイールは18インチサイズのMライト・アロイ・ホイールが標準となるが、19インチサイズのライト・アロイ・ホイールもオプションとして用意されている。

●ドライバーの心を揺さぶるサウンド

 搭載されているエンジンは前期型と同じものとなるが、2本出しのエキゾーストシステムは新設計されている。今回の改良の狙いは、背圧の低減とサウンドの最適化。

 とくにサウンド面はデジタル的に管理していて、アクセルペダルの動きに反応してエンジンのサウンドを音響信号に変換。そのデータをオーディオシステムのスピーカーで増幅する仕組みとなっている。

 さらに、エンジンの始動時には、M135i xDriveのために制作された、サウンドコンポジションがスピーカーから流れるようになっている。

 外装ではMペイントシェードのサンパウロ・イエローとフローズン・オレンジ・メタリック、フローズン・ピュア・グレーが新色として用意された。

 この新たなペイントフィニッシュを採用するにあたって、BMWはライプツィヒ工場の塗装工程を改良している。ここではオーナーからのワンオフペイントや特注色にも対応できるようになっている。

 この新しいM135i xDriveの、日本への導入時期はまだ未定。コンパクトなボディサイズのスポーツモデルが熱いいま、注目すべき1台といえるはずだ。

GalleryビタミンカラーのBMW「M135i xDrive」を【画像】で見る(8枚)

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