LAMYのロングセラーモデルがアナログとデジタルをつなぐスマート文具に進化した
名作「LAMY safari」がスマートペンになって登場
LAMYは1930年にドイツで設立された筆記具ブランド。ドイツデザインを象徴するようなデザインが印象的で、日本でもファンが多いことで知られている。
そんなLAMYを代表するロングセラーモデルのひとつ「LAMY safari」が、スマートペンへと進化。筆記具としてのノウハウやデザインはそのままに、紙に書いた内容をデジタル化する「LAMY safari all black ncode(ラミーサファリ オールブラック エヌコード)」が登場した。
スマート化に当たってLAMYとタッグを組んだのは、スマートペン市場トップのNeoLAB社。同社のスマートペン「Neo smartpen(ネオスマートペン)」は、光学式では世界一細くて軽く、普通のペンのように誰でも気軽に扱うことができるなど非常に人気が高い。
今回のコラボレーションが実現した背景について、NeoLAB広報担当の平野彩織さんは次のように話す。
「人気の既存製品をそのままデジタルに置き換える場合、スクリーンに書くのではなく、人のアナログ筆記が中心となるデジタル化が必要でした。NeoLABとLAMYは伝統的なカテゴリーのなかで革新を続け、新しいモノづくりをするという点において共通点があったことから、今回のコラボレーションが実現しました。
LAMYスマートペンにより、ユーザーはお気に入りの美しいペンで書きながら、紙に書いた内容がデジタルでいつでも閲覧・活用できるようになります」
●書き心地と紙の質感にこだわった専用ノートも同時発売
LAMYスマートペンには、LAMY特有のなめらかな書き心地を再現するため“LAMY M21ペン芯”を使用。“スタンダードD-1タイプ”の替え芯にも対応し、好みに応じてつけ替えられる。
また、スマートペンによる筆記には専用ノートを使用する。ノートの紙面には“Ncode テクノロジー”と呼ばれる目に見えない微細な線と記号によるコードが印刷されており、これらのパターンが位置を座標値で表現。スマートペンはこの微細なコードを認識し、筆記の軌跡が専用アプリ「NEO STUDIO」へデータとして送られる。
「NEO STUDIO」アプリでは、専用ノートのNcode紙に筆記したすべての内容をシームレスに保存・編集・共有が可能。AndroidやiOS、Windows PCに対応しており、紙のノートを持ち歩かなくてもスマホでいつでも確認できる。
今回、LAMYスマートペンと同時に、LAMY safariでの書き心地と紙の質感にこだわった専用ノート「LAMY digital paper(ラミー デジタルペーパー)」も発売。ドット罫で使いやすい各ページには、ペンタッチで簡単に共有できるPUI(ペーパーインターユーザーフェース)や、お気に入りとしてアプリ側にマークができるPUIが施されている。
アナログかデジタルかの選択ではなく、双方を活かしあうスマート文具。書き味も所有欲も満たしてくれる「LAMY safari all black ncode」は、いまの時代に最適な筆記具ではないだろうか。
●製品仕様
☆LAMY safari all black ncode
・価格:1万8900円(消費税込、以下同)
・サイズ:長さ137×厚さ13.9mm(キャップを除く)
・重量:18.6g(キャップを除く)
☆LAMY digital paper
・価格:3540円
・サイズ:A5版(幅145×高さ210mm)
・頁数:192ページ
☆LAMY safari all black ncode & digital paper set
・価格:2万2900円