VAGUE(ヴァーグ)

廃タイヤを再利用したタフな環境配慮型ボストンバッグは修理サービスで10年使える

日本の職人がていねいに仕上げた10年保証つきの新商品

 廃タイヤをアップサイクルし、バッグなどの製品を提供しているブランド・SEAL(シール)から、強靭で耐久性抜群のボストンバッグ「ウィークエンダー/ARMY DUCK」が登場した。

 SEALは、使用済みのタイヤチューブを回収し、廃タイヤをそのままの状態で加工。“10年使える”ことをコンセプトに掲げ、素材の特性を最大限に活かしたバッグやシューズなどを生み出している。

  • 10年間の無償修理に対応した廃タイヤチューブを素材とするSEALのボストンバッグ「ウィークエンダー/ARMY DUCK」

 SEALの企画・販売を手がけるモンドデザインの堀池洋平さんは、“10年使える”ことをコンセプトに掲げた理由についてこう語る。

「タイヤは、高い耐久性を維持しながら激しい衝撃をも吸収できるという絶妙な性能バランスの元に開発されていて、クルマを支える足のような存在のため、安全性を重視して定期的に交換されます。ですが、そのままただ捨ててしまうのはもったいないと思っていました。そこで、なにかほかのプロダクトに生まれ変わらせることで、タイヤの素材がもつ特徴を最後まで活かしきることができないかと考え、“SEAL”の構想を思いつきました。

 また、せっかく生まれ変わったプロダクトを『できるだけ大事に長く使っていただきたい』との思いから、“10年間使える”というコンセプトを掲げました。“廃材を使っている”からこそ、設計や仕様は徹底して考え抜いていて、製品には絶対の自信をもっています」

 ちなみに「ウィークエンダー/ARMY DUCK」だけでなく、同じARMY DUCKシリーズは10年間の無償修理に対応。廃タイヤをできるだけ長く使ってもらえる製品へとアップサイクルすることは、結果として廃棄物を減らすこととなり、環境負荷を軽減させることにもつながっていく。

●廃タイヤチューブ×ミルスペックコットンの最強コンビ

 ここからは「ウィークエンダー/ARMY DUCK」のディテールをチェックしていこう。

 素材は、バッグの側面と底面のすべてに、廃棄されたタイヤチューブを使用。前面には“米国連邦規格(FEDERAL SPECIFICATION)CCC-D-771A”により定められた“ミルスペック”のコットンを採用し、タフな素材どうしをバランスよく融合させている。優れた防水性を備えたタイヤチューブと、コットン表面のパラフィン加工により、製品全体の撥水性も抜群だ。

 また、バッグの両サイドにある独立したポケットには、シューズや汚れたものなどを他の荷物から離して収納可能。ドロで汚れたり雨にぬれたりした“外遊び用”のシューズなども気兼ねなく持ち運べる。

「バッグの底面に廃タイヤチューブを使うことで、優れた耐衝撃性を実現したほか、地面などに置いても汚れが気にならず、水も一切通しません。キャンプやゴルフといったアクティブなシーンから、数日間の旅行まで、マルチに使えるボストンに仕上げています」(堀池さん)

「ウィークエンダー/ARMY DUCK」には特殊な素材を使っているため、縫製には高い技術や経験が必要とされる。なかでも、タイヤ素材とコットンという異素材の組み合わせは難易度が高い。そのため、SEAL製品の縫製はすべて日本の工房が担当。カバンづくりを知り尽くした熟練の職人が、ひとつひとつ丁寧に手作業で縫製することで、丈夫で質の高いアイテムに仕上げている。

 素材に用いられるタイヤの溝やトレッドパターンは、まるで木の年輪のようだ。ふたつとして同じ模様がないオリジナリティあふれる意匠は、独特の味わいを生み出している。廃タイヤチューブを素材に使ったボストンバッグは、持つ人の個性を輝かせてくれるだろう。

●製品仕様
・価格:3万8500円(消費税込)
・サイズ:W520×H310×D280mm
・容量:45リットル
・重さ:約1500g
・カラー:ブラック、インディゴブルー
・素材:廃タイヤチューブ、本革、ARMY DUCK(Mil-spec)、グリムロック(Mil-spec)

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