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驚愕の1350万円! 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』仕様の「DB5」ジュニアカーの装備とは

子供にプレゼントするには高価過ぎる「DB5ジュニア」とは

 2021年10月1日、ついに多くの映画ファンが待ち望んでいた、『007/NO TIME TO DIE(ノー・タイム・トゥ・ダイ)』の公開が始まった。新型コロナウイルス禍のあおりを受け、これまでの度重なる上映延期という事情こそあれ、007シリーズの最新作といえば映画ファンのみならず、登場するボンド・カーのエキサイティングなアクションを楽しみにする自動車ファンも多いはず。

 そのなかでもとくに有名なのは、ヘッドライト内に機関銃を装備し、可変ナンバープレートを備えた、『007/ゴールドフィンガー』で初登場したアストンマーティン「DB5」ではないだろうか。

  • フロントのヘッドランプから露出する機関銃

●「DB5ジュニア」をボンドカー仕様に

 そのDB5が、映画公開を前に復活を遂げた。これはかねてからフェラーリ「250テスタロッサ」などのスケールダウンモデルの製作で有名な、イギリスのリトルカー・カンパニーの手によるものである。

 今回のDB5のジュニアカーのカタログの冒頭で、アストンマーティンの副社長兼チーフ・クリエーティブ・オフィサーである、マレック・ライヒマンが、「完全なディテールとDB5のタイムレスな魅力は、世界中のすべての年齢のオーナーに対するサービスである」と語っている。

 正式には「THE DB5 JUNIOR:NO TIME TO DIE」バージョンは、アストンマーティン、そして映画配給会社の許諾を得た正式なジュニアカーなのである。生産台数はわずか125台。価格は9万ポンド(邦貨換算約1350万円)からとされている。

 スポーティで、時に優雅な趣を見せるDB5ジュニアのボディだが、007バージョンもまたそれと変わらない風貌だ。全長×全幅×全高は3000mm×1110mm×900mm。ほかに用意されているバリエーションの「DB5ジュニア」はこのボディをコンポジット材で、また「DB5ヴァンテージ・ジュニア」はカーボン・ファイバーで成型するが、007バージョンではカーボン・ファイバーを使用することで、車重を250kg前後に抑えることに成功している。

 ちなみにDB5ジュニアは3万5000ポンド(邦貨換算約530万円)、DB5ヴァンテージ・ジュニアは4万5000ポンド(邦貨換算約680万円)である。

 フロントに搭載されるエンジンは、ピークパワーで16kWを誇るエレクトリックモーターで(通常のDB5ジュニアは5kW、DB5ヴァンテージ・ジュニアでも10kWに抑えられている)、トップスピードは45マイル(72km/h)が目標値となる。

 バッテリーは18kWhのパックを4個搭載しており、パワーを増大させる「エスケープスイッチ」を設けることや、ほかに「ノービス」、「エキスパート」、「コンペティション」の走行モードを備えるなど、走りに対するこだわりが貫かれている。

 プロモーションの映像を見る限り、フロントのヘッドランプから露出する機関銃(もちろん弾丸は出ない)を備え、イギリスの「BMT216A」、スイスの「LU6789」、フランスの「4711 EA 62」と、ライセンスプレートも変化する(こちらはロータリー式ではなくデジタル表示)。また、煙幕の散布装置も装備されているようだ。

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 最新作の『007』のなかで、ボンド・カーは果たしてどのような活躍を見せてくれるのか。DB5以外にも数多くの車両が一流のアクションを見せてくれるだけに、これは絶対に見逃すことのできない一本だ。

Gallery【画像】「007」仕様となった小さなボンドカーとは(13枚)

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