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フォード新型「F−150」をヘネシーが過激にチューニング! 100台限定のピックアップトラックとは

フォード新型「F−150」をもっと過激にチューニング

 2021年にフルモデルチェンジを受けた、フォードのピックアップトラック「F-150」。その人気の高さは年間の販売台数で世界第1位ということからも伺えるが、特にテキサス州などの南部アメリカを象徴するモデルとして広く知られる存在である。

 その同じテキサスに本社を置くチューニングメーカー、ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング(HPE)社にとっても、このF-150のチューニングは大きなビジネスのカギを握るモデルといってもいいだろう。

  • オプションを含めた「ヴェノム775スーパーチャージド」の平均的なプライスは、約980万−1200万円

 ヘネシーは過去に、ジープで1200ps仕様の「ジープ・グランドチェロキー」や、410ps仕様の「フォード・ブロンコ」などを製作した経緯があるが、今回はF-150のフルモデルチェンジを待って、ようやくそのチューニングに着手することになった。しかもそのF-150には、ヘネシーの高性能版の象徴ともいえる「Venom(ヴェノム)」の称号を掲げた「ヴェノム775スーパーチャージド」というネーミングが与えられた。期待はさらに大きく高まる。

●380馬力アップのモンスターピックアップ

 フォードは残念ながら日本市場からは撤退してしまっているため、新型F-150について、もう少し説明を加えておく必要があるだろう。

 フルモデルチェンジによって、よりラグジュアリーに、そしてタフに生まれ変わったF-150。そのラインナップは「XL」から、「XLT」、「ラリアット」、「トリマー」、「キングランチ」、「プラチナム」、「ラプター」、「リミテッド」の8つのトリムとなっている。

 ヘネシーから届いたヴェノム775スーパーチャージドの画像によれば、4ドアのボックス(荷台)がもっとも短い(5.5フィート)仕様がベースとなっているようだ。

 フロントに搭載されるエンジンは、5リッター仕様のV型8気筒ツインスーパーチャージャーだ。そもそも400bhp(405.5ps)の最高出力を発揮するこのエンジンを、ヘネシーのエンジニアはさらに375bhp(380ps)のエクストラを与えることに成功。結果的に775bhp(785ps)の最高出力得ることになった。

 注目の最大トルクは929Nm。このトルクが4800rpmで発揮されるのだから、0−96km/h加速3.9秒、あるいは0−400マイル加速の12秒も十分に信用できる数字だ。

 さらにヘネシーは、3リッター仕様のツインスクロール・スーパーチャージャー・システムを始めとする新しいインタークーラーシステムの開発にも成功している。

 F-150の大きな特徴は、オンロードのみならずオフロードでもRWDと4WDの駆動方式を使い分けることにより、軽快でラグジュアリーな走りを楽しめることにある。

 また、外観を見ると、フロントとリアのヴェノムバンパー、フロントLEDバー、6インチの車高リフト、35インチのオフロードタイヤをセットした20インチ径のヘネシー製10スポークホイールなどによって、明らかに際立つ存在にアップグレードされたことがわかる。

 このテキサス製のスーパートラックの生産は、全世界に向けてわずか100台の予定。カスタマーが支払うオプションを含めた平均的な価格は、9万−11万ドル(邦貨換算約980万−1200万円)というから、それはヘネシーが一連のヴェノム・シリーズによって、独立した高性能車を製作するメーカーとして、すでに十分認知されたことを意味している。

 今回登場した100台のヴェノム775スーパーチャージドが完売するまでには、おそらく長い時間を必要とはしないだろう。

Gallery【画像】モンスタートラック「ヴェノム775スーパーチャージド」とは(13枚)

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