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軽くてパワフル“風”なスティック掃除機に異議あり!改めてキャニスター掃除機の価値を再認識せよ

まずはスティッククリーナーの歴史を振り返る

 現在、掃除機といえば、巷では軽量ながらパワフルといわれているスティック掃除機がトレンドリーダーであり、量販店売り場でもメインの大きなスペースを占めている。だが、それらスティック掃除機が本当に正しい掃除機の姿なのだろうか? 実は昨今のスティック掃除機の多くが、カーペット掃除が意外と苦手! と家電スペシャリストである筆者は感じることが多い。たしかに近年の住環境はフローリングメインではあるが、だからといってカーペット掃除が苦手な掃除機がメインでいいのだろうか?

  • 変わらないことで根強い人気を持つミーレのキャニスター型掃除機

「リビングの床材はフローリングが74.5%、たたみが12.5%、カーペットは5.5%……」。こちらは2017年1月1日から5日に、マイボイスコム株式会社が『住まいの床』に関するインターネット調査を実施した際の結果だ。リビングの床材がフローリングである家に住む人が7割以上、畳と合わせると8割5分以上。それと比べてカーペットのリビングに住む人は格段に少ないことがわかる。

 とはいえ、これはあくまでもリビングの床面の話。例えば寝室はどうだろう? 子ども部屋はもしかしたらカーペットでは? リビングにだって大きなラグや冬にはホットカーペットを敷いている人も結構いるはず。それらが総じて床面だとするなら、実は多くの住環境にカーペットや絨毯はまだまだ存在しているはずである。

 つまり、カーペットは日本の住環境において、かなりの部屋で存在するはずなのに、メーカーが“カーペットは苦手”とか“フローリング専用”などと謳っていいのだろうか?

 少し掃除機の歴史を紐解こう。世界初の家庭用掃除機が誕生したのは、今から100年以上前の1912年、スウェーデンのエレクトロラックスの『LUX1』だといわれている。日本では1931年に東芝(現在の東芝ライフスタイル)が、日本初のアップライト型真空掃除機『VC-A型』を発売したのが始まりだ。そこからどんどん掃除機は進化して家庭内になくてはならない家電のひとつとなった。

 では、スティック掃除機が日本で登場したのはいつごろだろうか? ダイソンのキャニスター式サイクロン掃除機が人気を博すなか、スウェーデンの総合家電メーカー・エレクトロラックスの充電式のスティック掃除機『エルゴラピード』シリーズが2008年に発売され、その人気に火が付いたとしたのが最初と筆者は記憶している。

 その後、2011年に発売された『DC35 モーターヘッド』が登場、そこから日本メーカーもそれらに追随しながらも、ダイソンのスティック掃除機の一強体勢が市場では築かれた。市場調査会社GfKジャパンのデータによると2018年にはとうとう、それまで市場シェアのトップを占めていたキャニスター掃除機とスティック掃除機の順位が逆転。スティック掃除機が新定番掃除機として、現在までNo.1の座に君臨し続けている。

 そんな状況下において、トレンドなどどこ吹く風、我が道を行くキャニスター掃除機が存在する。それがミーレのキャニスター掃除機『Compact C2』シリーズだ。プレスリリースによると、2014年7月31日に発売されて以来、2021年の現在まで変わらず売れ続けている。

Next長年変わらないキャニスター掃除機にはプロユースを支える“本物”感がある
Gallery【画像】“本物”のたたずまいを秘めたミーレのキャニスター掃除機(8枚)

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