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いま流行の定額制サービス「サブスクリプション」 輸入車で絶好調のサブスクとは

すでにボルボは新車販売の約10%がサブスク「スマボ」

 最近、よく耳にする言葉に「サブスクリプション」がある。

 サブスクリプションは長いので、「サブスク」と略して使われることも多いが、これは「モノを買い取る」のではなく、「使った期間だけ料金を払う」という、新しいモノの購入方法の呼び方となる。

 たとえば音楽を1曲ずつ購入するのではなく、聞き放題で月ごとに支払う音楽サービスや、コンピューターのソフトを買い取りではなく、月々で支払う方式などが代表的なもの。
 
 最近では「ラーメン食べ放題」などの飲食店や洋服のレンタルなどまで、さまざまな業界にサブスクが導入されているので、聞いたことのある人が多いだろう。

 そうしたなか、自動車業界も当然、流行を見逃すはずはない。たとえばトヨタは、「キント」の商品名でサブスクを開始。いま熱心にテレビCMもおこなっているので、それを目にした人も多いだろう。

  • ボルボのサブスクリプションサービス「SMAVO(スマボ)」2017年からおこなわれている

 クルマのサブスクの場合、車両価格だけでなく、メンテナンスや税金といった諸費用も、月々支払いに入っていることが特徴となる。
 
 単純に、車両価格を月々で割っただけのふつうのローンと比較すると割高のように感じるが、長い目で見ると、意外と悪くなかったりするもの。
 
 ちなみに自動車業界には、古くから「リース」という、ほぼサブスクと同様のシステムが存在している。ただし、従来からあるリースは、どちらかといえば法人向けのイメージが強かったため、あまり個人が利用するものではなかった。しかし、昨今のブームで、個人向けとしてサブスクが注目されるようになってきたのだ。

 そんなクルマ用のサブスクには、輸入車向けも存在している。なかでも、大ヒット中だというのがボルボの用意するサブスク「SMAVO(スマボ)」だろう。これは「スマートにボルボに乗れる定額プラン」というのが名前の由来という。

 どれだけ人気なのかとボルボカージャパンの広報に尋ねれば、「最近では、新車販売の10%くらいがスマボになります」とコメント。これほど高い割合という話は、他の自動車メーカーからは聞いたことがないほどだ。

 ボルボのスマボは、なぜ、それほどに人気なのか。まずはスマボのシステムはどんなものなのかをチェックしていこう。

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