VAGUE(ヴァーグ)

オメガ「シーマスター 300」が示す新時代のブロンズウォッチ

デザインから性能まで全面的にアップグレード

 新しい「シーマスター 300」のデザインの特徴は、ふたつの文字盤プレートを重ねて構成する“サンドイッチ ダイアル”と、1960年代のモデルに使われていたオープンスタイルのアラビア数字を採用したこと。ダイヤルに立体感を持たせ、視認性も確保しつつ、初期モデルを彷彿とさせるビンテージ感をプラスした。
 
 ステンレスモデルのブレスレットは、クラスプの薄型化など人間工学に基づいて形状が調整され、従来よりもフィット感が向上。レザーストラップモデルのバックルも、新たな形状を採用している。ムーブメントは、いずれも「オメガコーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー 8912」を搭載している。
 
 これはスイス連邦計量・認定局(METAS)により、業界最高水準の精度、性能、耐磁性に関する認定を受けたもので、現代の基準でより厳密に高いクオリティを約束するものだ。新作には、ステンレスブレスとカーフストラップのベルト2種、ブルーとブラックのダイヤルカラー2色を組み合わせたステンレススティール4モデルに加えて、ケースにオメガ独自のブロンズゴールドを使用したモデル(136万4000円)がラインナップ。注目すべき新技術が投入されている。

  • ブロンズの魅力である経年変化をたっぷりと楽しめる独自素材を開発

●サビの出にくいブロンズを採用している

 銅合金を用いることが多いブロンズカラーは、独特のビンテージ感やミリタリーテイストが味わえるとして、近年、採用するブランドが増えている。ただ、素材が銅合金のみだとサビが発生しやすいのがネック。今回、オメガではこの問題を「独自開発した素材で見事に解消した」と、時計ジャーナリストの渋谷康人さんは評価している。

「オメガのブロンズゴールドは、使い込むほどにケース表面の色合いが酸化で変わり“味が出るブロンズ”の魅力を、大人の時計にふさわしいゴールドをミックスすることで実現した画期的な素材です。銅合金のブロンズのように緑色のサビ(緑青)が出ることはありません。ゴールド独特の高貴な輝きもありながら、ゆっくりと“味出し”ができる、味のある素材なのです」

 ケースとバックルに使用したブロンズゴールドは、柔らかなピンクの色合いが特徴で、高い耐腐食性を持ち、酸化してサビを発することもない。身に着けるにつれて進んでいく経年変化の味わいは、“自分だけの一本”という愛着を深めてくれるだろう。ベゼルリンクにはブラウン セラミック、ダイビングスケールにはヴィンテージのスーパールミノヴァを使用。
 
 この絶妙なカラーバランスが、画期的ともいえるブロンズゴールドの魅力を一層引き立てている。

Gallery【画像】育てる楽しみにあふれるオメガのブロンズウォッチ(4枚)

RECOMMEND