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カギを握るのは「アプリ」? BALMUDAのスマホ業界参入は市場に何をもたらすのか

決して楽な道のりではない“ブランドスマホ”

 スマホジャーナリストの石川温氏は「過去にもデザイン家電やスマホ周辺機器、パソコンメーカーなど異業種からのスマホ端末参入はあったので、バルミューダの参入は決して珍しいことではありません。ただ、それらの異業種スマホはデザイン面などで特徴があっても、その後も後継機種を出し続けるほど成功してきませんでした」と語る。

  • ライカ初のスマートフォン「LEITZ PHONE 1」

●他のスマホと、どこで差別化するかが重要

 デザイン家電ブランドとして2000年代前半から人気を博したamadana(アマダナ)は2007年からNTTドコモ向けにフィーチャーフォン3機種4モデル、スマートフォン1モデルを発売して注目を集めた。2015年にはソニーからスピンアウトしたPCメーカーのVAIOが「Androidスマートフォン」を、同年に同じくPCメーカーのマウスコンピューターが「Windows 10 Mobileスマホ」を発売するなど、異業種コラボや参入はあった。

 フィーチャーフォン時代にはデザイナーが手がけたデザイン端末やブランドコラボ端末などが人気を博したが、スマホ時代になる差異化が難しいこともあり、大きな成功を収めたメーカーはないといっていい。

「そもそも日本ではiPhoneが強く、異業種メーカーがAndroidスマホを出しても新しいユーザーを獲得するのが難しい状況にあります。いま、新たにシェアを獲っているのは、安価で性能がいい中国メーカーがほとんどとなっています」(石川氏)

 では、バルミューダが混沌とするスマホ業界に参入して成功を遂げるためには、何が必要なのだろうか。

「最近ではドイツの老舗カメラメーカーであるライカが、シャープとソフトバンクと組んでオリジナルスマホを出してきました。ライカの場合、中国・ファーウェイと長年タッグを組んでスマホカメラの性能向上を続けてきたこともあり、デザインだけでなく性能面で差別化ができています。評価は高いので、あとは後継機種を出せるだけ売れるかが鍵となりそうです。バルミューダも京セラとソフトバンクというライカに似た座組となっています。ライカのように、デザインだけではない『何か』で他社と差別化ができるかが、バルミューダが成功するための条件といえそうです」(石川氏)

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