VAGUE(ヴァーグ)

米国内のクルーズが運行再開! プリンセス・クルーズとホーランド・アメリカ・ラインでアラスカへ

世界最大の国際的なプレミアムクルーズラインであるプリンセス・クルーズ

 プリンセス・クルーズとホーランド・アメリカ・ラインは2021年7月23日、米国内での運航再開を祝うイベントをシアトルで開催した。

  • シアトルに停泊するニューアムステルダム(左より)カーニバル・コーポレーション&plc社長兼CEOアーノルド・ドナルド氏/プリンセス・クルーズ社長ジャン・スワーツ氏/ホーランド・アメリカ・ライン社長ガス・アントーシャ氏

 イベント終了後、2021年7月24日には、ホーランド・アメリカ・ラインのニューアムステルダムが、2021年7月25日にはプリンセス・クルーズのマジェスティック・プリンセスが、アラスカクルーズへとそれぞれ出航。2隻共に、9月末までの期間でシアトル発着のクルーズをそれぞれ計10出発日、運航する予定だという。

 アラスカクルーズにおける運航実績を合わせると125年以上となる両社において今回のクルーズは、運航を再開しただけでなく、アラスカにおけるクルーズ再開の記念すべきものとなる。なぜなら、これまでにアラスカをクルーズで訪れるカスタマーのふたりにひとりは、プリンセス・クルーズまたはホーランド・アメリカ・ラインを利用していたからである。

 世界最大の国際的なプレミアムクルーズラインであるプリンセス・クルーズは、現在14隻の近代的な客船を運航する世界的なクルーズ会社で、世界380以上の目的地へカスタマーを送り届けてきた。そしてアラスカクルーズは、就航50年以上の実績を誇り、他のどのクルーズ会社よりも多くのカスタマーをアラスカに連れて運航。

 一部運航を再開する2021年アラスカクルーズは、2021年7月25日から9月26日出発までの期間で、最先端テクノロジー「オーシャン・メダリオン」を導入したマジェスティック・プリンセスを運航し、シアトル発着8日間のクルーズでグレーシャー・ベイ国立公園やジュノー、スキャグウェイ、ケチカンなど、魅力あふれる寄港地を訪れる予定となっている。

 なお、オーシャン・メダリオンは、クルーズ業界における革新的なプログラムとして評価され、船内や寄港地での人との接触の機会を減らすと同時に、カスタマーと乗務員をモノのインターネット(IoT)でつなげる仕組みである。

 船内のネットワークやセンサーを用いた位置情報の確認、カスタマーの要望に合わせたきめ細かいサービスやインタラクティブ・エンターテイメントなど、「密集」を回避することで安心してクルーズを楽しめると同時に、より質の高いクルーズを体験することができるという。

  • アラスカの氷河を船内のデッキから見ることができる、クルーズならではの景色

 海外のクルーズに詳しい取材・撮影コーディネーター/日本旅行作家協会会員の岡本きよみさんは、今回のプリンセス・クルーズとホーランド・アメリカ・ラインの運航再開のニュースを聞き、コロナ禍で全世界のクルーズが中断した1年半を次のように振り返った。

「洋上からの素晴らしい景色、月光が揺れる航跡、各国のシェフが腕をふるう美味しいお食事、趣向を凝らした毎夜のショーなど、船の上でしか体験できない感動と、寄港地の港町や島を散策する楽しみ。世界中で2000万人以上の人たちがクルーズを楽しんでいたコロナ前から一転して、すべてのクルーズ船が私たちの前から消えてしまいました。

 コーディネーターとして世界を回った日々はパラレルワールドで、あちらの私は今も世界のどこかの海の上か港町で忙しくしているのかも。アラスカの港町かな、それともマイアミのターミナル? あ、今頃はアラビア海かもねと、先の見えない日々を過ごしたこの1年半でした。

 世界最先端の技術を取り入れ、徹底した対策ガイドラインを作成し、スタッフの訓練を重ねて、不屈の精神で未来を見据えるクルーズ業界。世界が分断することなく、また自由に行き来できる日がきっと戻って来ると、嬉しいニュースに心躍らせています」

●オーシャン・メダリオンの非接触型サービスの一例

・オーシャン・レディ(OceanReady):乗船前に専用アプリをダウンロードし、健康質問票の入力やパスポート情報、船内での要望や船内会計などのユーザー情報を事前に登録することで、スムーズなチェックイン手続きを実現し、密集を回避する。また、チェックインの時間を事前に選択することで、乗船時のソーシャルディスタンスを確保することが可能となる。

・客室のスマートキー:カスタマーが客室に近づくと、ドアの鍵が自動的に解錠される。

・オーシャン・ナウ(Ocean Now):各種デバイスや客室のテレビから専用アプリ「オーシャン・ナウ」にアクセスし、食事や飲み物、船内ショップの商品などを注文すると、船内のどこへでも直接届けてくれるため、これまで以上にソーシャルディスタンスを確保しながらのクルーズを楽しむことができる。

・ジャーニー・ビュー(JourneyView):ジャーニー・ビューでは、船内に設置されたディスプレイやユーザーが保有する各種デバイス上で、乗船中に参加可能なすべての船内プログラムが時系列で確認できるほか、興味のあるイベントをブックマークし、自分専用の予定表を作成することができる。また、各施設の混雑状況のリアルタイムで確認できるため、密集を避け、より安心してクルーズを楽しむことが可能となる。

Gallery【画像】豪華なクルーズの旅を写真で見る(8枚)

RECOMMEND