VAGUE(ヴァーグ)

ファミリーキャンプの達人が、カヤックやパックラフトではなく「SUP」にたどり着いた理由

一度やったらハマるSUPの魅力

 SUPに少しでも興味があるのであれば、まずは体験ツアーに参加してみてください。海や川、湖の近くではSUPの体験ツアーを催しているところが多いので、検索すればすぐに見つかります。筆者も4年前に取材でSUPツアーを初体験しました。キャンプが趣味兼仕事なので、キャンプ時間をより有意義に過ごすためにカヤックやパックラフト(小型の空気注入式ボート)に興味を持っていたのですが、SUPを体験したことで考えが一転しました。

 というのも、カヤックの場合はどうしても収納場所がネックになっていましたし、パックラフトだと家族で気軽に楽しめなさそうというイメージがありました。SUPはその両方の懸念もクリアしていたし、アウトドア遊びの幅が広がる予感がしたのです。以来、まわりのアウトドア関係者からSUPの情報を仕入れつつ、昨年ついにマイボードを手に入れました。

  • 愛用のSUPを持ち、キャンプと組み合わせて楽しんでいる

●SUPの魅力は収納性と自由度

 ウォータースポーツの多くは、収納場所という問題がつきまといます。収納時の容量が大きすぎては保管場所に困りますし、キャンプ道具と一緒にクルマに積載するのも難しくなります。SUPボードの主流は空気注入式のインフレータブルタイプというもの。最近は素材の進化により折り畳めば60リッターのバックパックサイズ程度になります。

 カヤックだとどんなに小さくてもこの1.5倍ですし、重量も重くなります。一方、軽量コンパクトという点ではパックラフトに軍配があがりますが、ボートの乗り降りがやや大変だったり、直進安定性はSUPの足元にも及びません。

 SUPは「Stand Up Paddleboat」という名前のとおり、基本的にはボードの上に立ってこぐものです。でも、膝をついてもあぐらでももちろんOK。暑くなったらボードの上からダイブできるし、疲れたら寝転んで休憩もできます。とにかくボードのうえで自由に過ごすことができるんです。

 カヤックやパックラフトの場合は落水しない限りは水の上が基本ですが、SUPは水遊びをするための道具という位置づけ。クルージングから釣り、波乗りまで、目的に応じて使い分けできるのも魅力です。

 もちろん、多くの人はのんびりクルージングというのが入り口だと思いますし、筆者もそうです。SUPは運動経験の少ない人から小学低学年の小さな子供まで、誰でも簡単に始められます。両足でバランスを取りながらこいでいきますので、見た目の割には体力も使いますし、体幹トレーニングにも一役買ってくれます。

●ファーストボードの選び方とセット買いすべきもの

 SUPボードは国内外のさまざまなメーカーが参入しており、その選択肢も豊富になりました。Amazonや楽天でも格安のボードを目にするようになりましたが、耐久性の観点からも信頼性のあるブランドのものを選ぶべきでしょう。

 最初の1台としては、ボード、フィン、パドル、リーシュコード、ポンプなどがセットになったものがおすすめ。予算は10万円から15万円前後が相場といえます。また合わせてそろえるべきなのがライフジャケットです。SUPは落水の可能性がかなり高いのはもちろん、命を守るためにも必ずライフジャケットは用意してきましょう。選ぶ時は浮力が高いもので、かつ自分の身体にフィットするサイズであることが条件。予算は1万円前後が相場です。

 もうひとつ、あると便利なのが電動ポンプです。付属する手動ポンプでももちろん空気を入れることはできますが、規定の圧までパンパンに空気を入れるのは結構大変です。シガーソケットから給電できる電動タイプが1万円以内で購入できますので、予算に余裕があればあわせて検討するべきです。

 また、我が家の場合、子供を連れてのSUPキャンプが目的でしたので、ボードを選ぶ時は推奨体重も意識しました。ボードによって形状や目的が違うので、推奨体重も約80kgから130kgと幅があります。家族でのレジャー目的に選ぶ場合は、自分の体重+子供の体重の合計に対応しているかを忘れずにチェックするようにしましょう。

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