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グリーン文字盤なぜいま流行り? オメガの新アクアテラシリーズにみる

派手さを抑えた落ち着きのあるグリーンがフォーマルな服装にもハマる

 ラインナップは、横ストライプのチークパターンがダイヤルに入った41mmモデル(9種)と、ダイヤルにサンブラッシュ仕上げなどが施された38mmモデル(10種)の全19種類。カラーリングやインデックス、ブレスレット(ストラップ)のパターンは様々で、スポーティな雰囲気のモデルから、ダイヤモンドやゴールドを纏ったラグジュアリーなモデルまで、バリエーションは豊富だ。そのなかでも今回は、ここ数年で存在感を増しているグリーン文字盤に注目したい。

 グリーン文字盤が採用されているのはすべて38mmモデルで、ダークグリーンの「ステンレススティール & レザーストラップ」と「ステンレススティール & ステンレススティール」、ライトグリーンの「スティール ‑ セドナゴールド & レザーストラップ」と「スティール ‑ セドナゴールド & スティール ‑ セドナゴールド」の4種類。

ただ、グリーンのネクタイをスーツに合わせるのが難しいように、グリーンはフォーマルな服装に取り入れるにはちょっと勇気のいるカラー。では、グリーン文字盤ウォッチはどうなのか。その反響について、オメガを担当するスウォッチ グループ ジャパンの辻氏に話を伺った。

「シーマスター アクアテラのグリーンダイヤルは、非常に落ち着いたシックな色味で、それでいて密かに主張はある。そして、どんな装いにも合わせやすいと人気です」

グリーン文字盤といっても、今作のダークグリーンとライトグリーンは和の雰囲気さえ感じさせる落ち着いたカラー。たしかに、このグリーンならば悪目立ちするようなことはないだろう。

時計ジャーナリストの篠田哲生氏も「グリーンといっても様々なバリエーションがあり、派手さを抑えたダークグリーン系を選んできたというのもうまい戦略だと思います」と語るとおり、派手さを抑えた絶妙なグリーンであり、スーツにもすんなり馴染み、個性もしっかりアピールしてくれそうである。このカジュアルにも、フォーマルにも合うグリーンの存在が、グリーン文字盤の人気に一役買っているのかもしれない。

  • 少し明るさを押さえた上品なグリーンダイヤル

 明暗2種類のグリーンが用意されていることでも、グリーン文字盤の存在の大きさをうかがい知ることができるだろう。グリーン文字盤時計の台頭について、時計ジャーナリストの篠田哲生氏に伺った。

「グリーンダイヤルのルーツは70年代で、この時代は変わり種の時計が多かったのですが、最近の流行は2年前くらいからでしょうか。きっかけはブルーダイヤルの成功でしょう。カラーダイヤルで時計を遊ぶということが広まり、ブルーの次を探していた。そこにはまったのが、過去にも存在していたグリーンだったということ。オールドファンには懐かしく、そして新しいファンには新鮮に見えるというのもちょうどいい塩梅だったのでしょう。グリーンといっても様々なバリエーションがあり、派手さを抑えたダークグリーン系を選んできたというのもうまい戦略だと思います」

●コーディネートが進むほどグリーン文字盤は一般的に

 たしかに、元々限定モデルなどで登場することが多かったブルーダイヤルも、今ではすっかり定番カラーになっている。そこで各社が次に目を付けたのが、ブルーに色合いが似ていて、昔からあったグリーンというわけだ。

 ただ、やはりネクタイなどと同じくグリーンは、スーツに合わせるのに少し勇気がいるカラー。場合によってはカジュアルに見えてしまう可能性もあるが、その点、「シーマスター アクアテラ スモールセコンド」に使われているダークグリーンとライトグリーンは、篠田氏の言うとおり、派手さを抑えたカラーであり、その色合いが絶妙。

 どちらも、和の雰囲気さえ感じさせる落ち着きのあるグリーンなので、決して悪目立ちをすることはなく、フォーマルな服装にも馴染んでくれるはずだ。これからも次々と登場するであろうグリーン文字盤の時計。身に着ける人が増え、そのコーディネートが完成されるほど、より定番化が進んでいくのではないだろうか。

Gallery【画像】ラグジュアリー感の漂うオメガのシーマスター アクアテラ(7枚)

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