フランクフルト改めミュンヘン 2021年は「IAAモビリティ」の名でモーターショー開催決定

毎年フランクフルトで開催されていた「国際モーターショー(IAA)」が、未来のモビリティ社会に向けた「IAA MOBILITY」として、ドイツ・ミュンヘンで開催されることが発表された。

従来のモーターショーから、未来のモビリティの社会のための統合されたモビリティショーケースへ

 2021年9月7日から12日までの6日間、ドイツ・ミュンヘンで「IAA MOBILITY」が開催される予定だ。25か国以上から500社以上の出展社が集うモーターショーは、従来のコンセプトから、未来のモビリティの社会のための統合されたモビリティショーケースへと進化する。

従来のコンセプトから、未来のモビリティのショーケースと生まれ変わったIAA MOBILITY

●いままでの「IAA」と何が違う?

「次に私たちを動かすものは何か」をモットーに、未来のデジタルとカーボンニュートラルなモビリティのビジネスプラットフォームへと進化を遂げたIAA MOBILITYとは、どのようなものなのだろうか。

 IAA MOBILITYでは、自動運転車や超近代的な自転車、さらには都市空間のためのコネクテッド・マイクロモビリティなど、世界の人口の80%を占める都市部で生活する人々に注目される移動手段をメインにして展示する予定となっている。自転車などが含まれている点がポイントだ。

 また、2020年には137万台の新しい電気自動車が登録されており、なかでもヨーロッパが世界をリード。中国とアメリカが続く結果となっている事実を受け、カーボンニュートラルの未来への道を開く重要な役割を果たすエレクトロモビリティも、IAA MOBILITYにおいての重要な要素のひとつとなるという。

 さらにIAA MOBILITYでは見本市会場だけでなく、モビリティの中心である市街地でも、様々なイベントや展示を開催。ミュンヘン市内中心部のメインプラザに展開されるオープンスペースでは、カーボンニュートラルに関するイベントが多数計画されている。

 また、オープンスペースから展示ホールまでは「ブルーレーン」という特別なテストトラックが設けられ、電動スクーター、電気自動車、ハイブリッド車、水素自動車のテストドライブがおこなわれる。テストドライブには、アマゾン アレクサ オートモーティブ、アウディ、BMW、ダチア、ダイムラー、ポルシェ、フォード、Luminatec、Obist、シェフラ―、Weyなどが参加する予定だ。

●25か国以上から500社以上の出展社と500人のスピーカーが集結

 展示会場でのサミットには25か国以上から出展社が集まるという。会議では、サービスとしてのモビリティ、サイバーセキュリティ、人工知能、自動運転、未来の燃料など、既存の幅広いトピックに加え、ラストワンマイルソリューションと農村地域のモビリティについてが議題としてあげられ、合計17のトピックで、モビリティの側面について話し合われる。

 これらのサミットは、ハイブリッドイベントのコンセプトの一環として、今回初めてIAA MOBILITY Virtualのデジタルコンテンツとして視聴することも可能となる。

 出展社リストには、メルセデス、フォルクスワーゲン、BMW、フォード、ヒュンダイ、ルノーといった自動車メーカーが名を連ね、中国の新規参入企業であるポルスター、リープモーター、Wey、ニオ、ORAなどが最新製品や革新的技術を紹介するという。ほかにも、ボッシュ、コンチネンタル、マグナ、ミシュラン、プラスチック・オムニウムなどのサプライヤーも出展予定。さらにIBM、インテル、モービルアイなどのデジタルマーケットリーダーの他、新興企業や革新的な自動車ブランドも名を連ねている。

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 注目は、共同の自動バレーパーキングプロジェクトだ。今回のIAA MOBILITYでは、ドイツ自動車産業協会(VDA)と世界中の10のプロジェクトパートナーが、クルマの引き渡しから自動駐車、洗浄、充電、そして車両の自動返却、駐車ガレージでの自動駐車まで、自動車メーカーとインフラストラクチャプロバイダーがどのように機能するかを初めて紹介。モビリティ業界全体にとってのデジタル化の重要性を示すことになる。

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