【10台限定】10億円のブガッティ「チェントディエチ」がナルドで「EB110」とご対面!

第2期ブガッティ時代の「EB110」をオマージュした「チェントディエチ」が、EB110の開発現場であったナルドに持ち込まれ、最終チェックを受けることになった。

10台10億円の「チェントディエチ」が伝説の場に現れる

 南イタリアのナルドにあるナルド・テクニカルセンターは、ブガッティというブランドに、すでに何十年にもわたってダイナミックテストの理想的な場所としてその施設を提供してきた。

 全長が12.6kmに及ぶ真円の高速テストコースは日本でも有名な施設であり、またその内側には全長6.2kmというダイナミックなサーキットも用意されている。クルマを鍛え、そのためのデータを取得するという意味では、ドイツのニュルブルクリンクにも並ぶ理想的な走行テストの場ともいえるのだ。

ナルド・テクニカルセンターに持ち込まれた新旧ブガッティ。「EB110」が開発された地で、「チェントディエチ」の最終仕上げがおこなわれる

●「EB100」 meets 「チェントディエチ」

 このイタリア版ニュルブルクリンクで、最新のブガッティ「チェントディエチ」──10台のみが限定生産され、今まさにデリバリーを待つ最新のブガッティと、2台の「EB110」が対面することになった。

 両車のパフォーマンスをあえてここで勝負させようというわけではない。目的はイタリアに生まれた第2期ブガッティの作であるEB110と、最新のチェントディエチの間に流れた約30年の時間を、改めて振り返り、チェントディエチの最後のダイナミックチェックをおこなうとともに、EB110へのオマージュとして与えたディテールが、きちんと機能しているかを確認することにあった。

 なぜならEB110は、1998年に現在のモルスハイムでブガッティブランドを復活させるための、何より大切なマイルストーンであったからだ。

●チェントディエチ、ナルドで最終セッティング

 高速コースに加えて、タイトなコーナーから高速コーナーまでを備えたハンドリングコースは、シャシのセッティングには理想的だ。チェントディエチは1日に何回もこのコースに出入りしてラップを繰り返す。ブガッティのシャシテスト、ならびにアプリケーション責任者であるラース・フィッシャーは、次のように語っている。

「ナルド周辺とでは道路と路面の状況が異なるため、快適性の領域でもチェントディエチをさらに正確にセッティングし、ハンドリングをより向上させることができます」

 現在シャシのスペシャリストとエンジン、そしてボディワークの分野の専門家を含む20人のチームが、約2週間のスケジュールでチェントディエチの最終テストに取り組んでいる。

 フィッシャーはさらに、「私たちは、チェントディエチがすべての地域に対して完全にチューニングされていることを確認し、そのためにこれまでにシミュレートされたすべてのデータを、ここで再度確認するのです」とも付け加えた。

Gallery:【画像】新旧ブガッティを写真で見比べる!(13枚)