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AMG「GLB35」をライトチューン! フェート流差のつくカスタマイズのポイントとは

気軽にライトなチューニングで差をつける

 ドイツのヘースバッハに本社を置く、VÄTH Automobiltechnik GmbH(フェート)は、ここ数年でメルセデス・ユーザーの間で一気に知名度を高めたチューニングメーカーだ。

 その市場はすでにヨーロッパからも拡大し、日本やアメリカにも及んでおり、これまでの経験を積み重ねることにより、市場でどのようなモデルが求められているのか──たとえば本当に1000ps級の高額なチューニング・メルセデスが求められているのか、といった調査をおこなうカスタマー・サークルも誕生している。

「求められる商品を求められる時に」というコンセプトは、フェートのビジネスの大きな強みになっているのだ。

  • 最高出力は、306psから390psに強化されたVÄTH Automobiltechnik GmbHが手がけるメルセデスベンツAMG「GLB35 4MATC」

 今回フェートがチューニングのベースとして白羽の矢を立てたのは、メルセデスベンツAMG「GLB35 4MATC」である。全長4650mm×全幅1845mm×全高1670mmのボディに2830mmのホイールベースというサイズのミドルクラスSUVは、ヨーロッパはもちろんのこと日本においても非常に使い勝手がよい。

●フェートのライトチューニングメニューとは

 フェートはまず、自社オリジナルの3ピース鍛造ホイールにミシュラン製のパイロットスポーツ4sタイヤを組み合わせ、21インチサイズを設定。

 タイヤサイズはフロントが255/30ZR21、リアが295/25ZR21となり、これだけでも外観は相当にスポーティな印象に生まれ変わる。

 シャシには、フェート製の車高調節機能を持つコイルオーバーサスペンションが装備され、ノーマルより15mmから35mm近く車高を下げることができる。高速域のドライブ、もしくはハンドリングが続くセクションでは、車高を下げることで重心の低下、また独自のセッティングによる軽快な走りが楽しめそうだ。

 フロントに搭載されるエンジンは、もちろんノーマルの2リッター直列4気筒ターボをベースとしたもので、エンジンコントロール用のECUとトランスミッションを制御するECUのプログラミング変更、リミッターのカット、さらに専用のエアフィルターキットと、リアのフラップサイレンサーシステムなどが装着された。

 これらの変更により、GLB35 4MATICにフェート独自のキャラクターを与え、また心地良く響き渡るサウンドが提供されるに至った。もっとも気になる最高出力は、306psから390psに強化されている。

 いわゆるライトチューニングの典型ともいえるフェートのGLB35 4MATIC。日本でもこのようなアクセサリーレベルのアイテムが、もっと簡単に、そして幅広く入手できるようになればくるまの楽しみ方の幅が広がることは間違いない。

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