クラシックカーのある生活を提案!「SHCC大磯ミーティング」から学ぶ旧車ライフ

自動車趣味はいろいろなジャンルがあるが、自動車文化をもっとも身近に楽しめるのがクラシックというジャンルだろう。しかし、クラシックカーを所有すること、ましてどのようにしてクラシックカーで楽しめばよいか、入門者にはハードルが高いかもしれない。そこで、実際のクラシックカーイベントを紹介しつつ、その楽しみ方を伝授しよう。

クルマ文化を肌で感じることができるクラシックカーに注目

 クラシックカーを所有するなんて、夢の世界のこと。ましてクラシックカーでモータースポーツを楽しむなんて、夢のまた夢。そのように思っている人も多いのではないだろうか。

 確かに、日本自動車連盟(JAF)公認かそれに準ずる規約のサーキットレースに参加するのためには、専用マシンを手に入れるか、もともと所有している愛車にロールバーを入れるなどの改造を施すなど、それなりにハードルが高いのも事実である。

 しかし、これからクラシックカーを手に入れ、モータースポーツにもチャレンジしてみたいと本気で考えるビギナーにお勧めしたい競技がある。

 今回は、関東一円に会員を持つ老舗クラシックカー愛好家クラブ「湘南ヒストリックカークラブ(SHCC)」が毎年2回開催している、定例のジムカーナイベント「SHCC大磯ミーティング」の第64回のレポートを通じて、クラシックカーによるモータースポーツ入門について解説しよう。

●第64回を迎えた人気クラシックカーイベントとは?

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「ジムカーナ(Gymkhana)」とは、舗装された路面上に任意で設定されたコースを競技車両が1台ずつ走行し、タイムを競うモータースポーツ。多くの場合は大型の駐車場などにパイロンを置いて臨時のコースとするが、日本国内にも専用コースが少数ながら存在するそうだ。

 その人気の秘密は、普段使用しているクルマでそのまま出走できる手軽さにあるという。また「S字」や「8の字」、「360度ターン」などのパイロンスラロームがメインとなっているため絶対速度も低く、常時単独でタイムアタックするという競技スタイルゆえに他車との衝突もないことから、経験の浅いアマチュアであっても安全性の高いモータースポーツとしても知られている。さらに舗装路面をコースとするために、愛車が傷つきにくいという点も重要なメリットだろう。

 ジムカーナは、もちろん現代のクルマを使用したモータースポーツとしてもJAF公認の全日本選手権やローカルイベントがおこなわれている一方で、クラシックカーを対象とするモータースポーツとしても愛されている。そのなかでも、湘南ヒストリックカークラブの「SHCC大磯ミーティング」は、歴史・人気ともに、日本国内を代表するスポーツ派クラシックカーイベントのひとつとして知られているのだ。

 SHCC大磯ミーティングといえば、大磯ロングビーチにて年に2回開催されるクラシックカーによるジムカーナとして、関東一円はもちろん、全国のエンスージアストが愛車とともに集まるメジャーイベント。そのスタートは33年前までさかのぼり、今回で実に第64回を迎える歴史あるイベントだ。

 一見したところではシンプルにも見える競技ながら、数多くのリピーターを集める理由は、ジムカーナという競技の奥の深さにあると思われる。その一方で、ビギナーがこの世界に足を踏み入れるのにはもっとも好適な「クラシックカー・モータースポーツ入門編」であることも、間違いないだろう。

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