Mar 23, 2020
「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」展 4月11日から静嘉堂文庫美術館で開催
東京都世田谷区岡本にある静嘉堂文庫美術館では、2020年4月11日(土)から5月31日(日)まで、「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」展を開催する。
春信や歌麿、北斎や国芳まで 秘蔵の肉筆浮世絵や浮世絵版画を初公開
静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区岡本2−23−1)では、2020年4月11日(土)から5月31日(日)まで、「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」展を開催する。

浮世絵の「浮世(うきよ)とは、もとは「憂世(うきよ)」と書いた。中世までは、憂いことの多い世の中を悲観する概念だったが、江戸時代に入るとこうした厭世的なものではなく、経済生活を確立しつつあった町人たちにより、「はかないこの世を享楽的に生きよう」という庶民のエナジーにより大きく変化し始める。
絵画においても、日常生活は画題となり、庶民も絵を買い求め、絵師たちは多彩な活動を始める。時代を映す鏡のような風俗画や浮世絵の誕生はその最たるものといえる。
本展では、静嘉堂秘蔵の肉筆浮世絵や浮世絵版画を多数初公開。とくに肉筆浮世絵は、明治末期に海外向けに出版された豪華画集に日本を代表する名品として掲載されたものを多数含んでいる。
浮世絵版画も長らく公開の機会に恵まれなかった作品群となる。
重要文化財「四条河原遊楽図屏風」や修理後初公開となる英一蝶「朝暾曳馬図」、円山応挙「江口君図」などの静嘉堂を代表する名品から、新出の浮世絵まで出展される。

開催概要
タイトル:江戸のエナジー 風俗画と浮世絵
会場:静嘉堂文庫美術館
住所:東京都世田谷区岡本2−23−1
会期:2020年4月11日(土)から5月31日(日)
開館時間:10:00から16:30(最終入場時間16:00)
休館日:月曜日、5月7日(木)
ただし、5月4日は開館
入場料:一般 1000円 大高生 700円、中学生以下 無料
※障害者手帳をお持ちの方(同伴者1名を含む) 700円
※20名以上の団体は200円割引