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トヨタ「ランドクルーザー」が2000万円!! 高値の理由はレストモッドにあった

米国でも人気の40系「ランドクルーザー」

 1960年から1984年まで生産されていた、トヨタ「ランドクルーザー」の40系(通称ヨンマル)は、日本はもちろん、北米においても人気が高く、販売台数も多い。

 当時のランドクルーザーは、モデルが多いことでも知られていた。ホイールベースを見ても、2285mmというショートの「40」、2430mmというミドルホイールベースの「43」、2650mmという長いホイールベースを持つ「45」、さらにはフレームを延長し2950mmのホイールベースとなった「45B」がある。

 その上、ソフトトップやハードトップ、ピックアップやワゴンというボディが用意されていたことから、さまざまなユーザーがレジャーから業務用まで、用途に合わせてランドクルーザーを使っていた。人気のポイントとして、信頼性の高さがあったことも挙げられる。

●1981 トヨタ「FJ43 ランドクルーザー ハードトップ」

  • 北米で人気の高い40系「ランドクルーザー」だが、今回オークションに登場したのは、レストモッドされた個体であった(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 ランドクルーザーのなかでも人気車種のヨンマルは、いまでも現役車両が数多く見受けられる。とくに北米では、多くの専門業者が存在していて、整備や修理レストアをおこなっている。今回RMサザビーズオークションに登場したFJ43は、そういった専門店のひとつである「FJカンパニー」によってレストアされたものだ。

 FJカンパニーは、アメリカ・フロリダ州を本拠とする、ランドクルーザー専門店だ。このFJ43のベース車両は1981年式なのだが、FJカンパニーではこの個体を完全に分解して再整備をおこなった。フレームからボディを外し、腐食している部分は完全に鈑金され、ボディはミディアムブルーに再塗装されている。ルーフをホワイトとすることで、陽光に映える鮮やかな2トーンとなった。

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