マリンレジャーもステイもこの一艇! ハイセンスなフィンランド製アドベンチャーボート「アクソパー」

コロナ禍の影響もあってキャンプやゴルフなどアウトドアのアクティビティが人気だ。そんななかで注目を集めているのがボート(ボーティング)。「ジャパンインターナショナルボートショー2021」で見つけた、いま注目の最新艇を紹介しよう。

走破性も乗り心地もピカイチ! フィンランドのスタイリッシュなアドベンチャーボート

 密を避けてゆったり過ごす、という考えが広まっていることもあるのだろう。アウトドア・アクティビティとしてボートシーン(ボーティング)に注目が集まっている。業界に聞くと、かつてのバルブ期ほどではないにせよプレジャーボートは増加傾向にあり、数億円もする大型艇も以前よりも増えているそう。

 その大型艇は受注生産のため、メーカーやモデルによっては数年待ち、などとフェラーリやランボルギーニもびっくりの現象も起きているという。

 今回VAGUEでは、最新のボートやヨットが一堂に集まる「第60回ジャパンインターナショナルボートショー2021」(於:横浜ベイサイドマリーナ)を訪問。2021年のトレンド感を意識しながら、日本のマリンレジャーシーンにもピッタリな最新ボートをピックアップしてみた。

船首は垂直ステム、ハル(船体)は2段ステップという構造を持つスリムでスタイリッシュなボート。圧倒的な速さ、安定性を誇る

●アクソパー/AXOPAR 37 XC Cross Cabin

 アクソパーはフィンランドのボートブランド。小型艇から37フィートの中型艇まで、さまざまなタイプのボートをリリースしている。

 アクソパー各モデルの特徴はなんといってもスタイリッシュで高性能な船体(ハル)。長く細く見える船体は、波あたりを柔らかくし、走破性も高める垂直ステムに2段ステップという構造を持っており、安定性だけでなく燃費性能にも優れ、ハンドリングも秀逸。しかも、とてつもなく速い。

 艇の大きさやエンジンの仕様にもよるが、あっという間に30ノットに達し、40ノット以上の速度を軽々と叩き出す。その速さや操縦性には世界中のマリンジャーナリストが舌を巻くほど。クルマに例えるなら、高性能スポーツカーといっても過言ではない実力を持っているのだ。

「AXOPAR 37 XC Cross Cabin」は最上位のモデルで、ハルは従来に比べさらに進化。20から40ノットにかけては燃費性能が30%アップし、3500回転での巡行速度はこれまでの22ノットだったものが29ノットになるほどスムースに水上を走る。航続距離も従来艇より35%も伸びているという。

 デザインも斬新だ。長めの船体にトローラーのような逆傾斜のフロントウィンドウ仕様の低いルーフを持ったキャビンがユニークに映る。だが、すべては機能の裏返しといっていいカタチなのだ。なにしろ、アクソパーは冬が近づくと海況も厳しくなる北欧で鍛えられたボートだ。それに自らを「アドベンチャーカンパニー」と称するだけあって、随所に目的地までの移動を安全に楽しく移動する工夫が盛り込まれている。

 たとえば、キャビンは、優れた視界性の確保や多少の悪天候でも安全性と安心感をしっかり担保するべく全面強化ガラスで覆われており、フロントウィンドウを逆傾斜とすることで直射日光を遮る役割を持たせている。

 レールもさりげなく船の全周をカバーしており、安全への配慮にも余念がない。また、船内外へのアクセスが良く、暑い季節は開放もできるサイドドアを装備するほか、シートの配置などを含め、クルマでドライブするかのような感覚でクルーズが楽しめるのもユニークなポイントだ。

 キャビン内は広々としておりバース(寝泊り可能な部屋)も備わる。なお、ルーフにはラックも装着可能。低いことからカヤックや自転車等をラクに積載することができる。

 水上を舞台に自在にアクセスでき、ステイもマリンレジャーも目的地での遊びもこなせるAXOPAR 37 XC Cross Cabinは、まさに頼もしい冒険の相棒。なお、同型でひと回り小さい28フィートの「AXOPAR 28」(日本ボート・オブ・ザ・イヤーのグランプリを受賞)など、より手頃な価格のモデルもラインナップされている。

●AXOPAR 37 XC Cross Cabin主要諸元
・全長:8.08m
・全幅:2.64m
・乾燥重量:3107kg
・搭載人数 最大7名
・エンジン:船外機×2
・参考価格(消費税込):3800万円
・問:オカザキヨット okazaki.yachts.co.jp

Gallery:【画像】全方位的にバランスが取れたアクソパーとは(15枚)