VW新型「ティグアン」はどう進化? 日本上陸した欧州ナンバーワンSUVの実力とは

2021年5月12日に日本に上陸した改良新型「ティグアン」。2017年に日本導入された第2世代ティグアンはMQBプラットフォームを採用し、これまでに日本で1万7012台を販売したVWのラインナップを代表するSUVモデルになっている。今回のマイナーチェンジでは内外装を一新、より洗練されただけでなく、搭載エンジンも変更された。その走りはどう変わったのだろうか。

SUVながらティグアンはスポーティな走りが可能

 一般道とワインディングロードを走ってみたが、新型ティグアンは以前と変わらぬ安心感のある走り味だった。

VW改良新型「ティグアン」の走り

 ハンドル応答性は、SUVに相応しくシャープ過ぎず扱いやすく、微小舵から遅れがなくハンドル角に正確な反応を示してくれるので安心感がある。山道をハイペースで走っても、ドライバーの狙うラインをトレースしやすいから、ティグアンは見た目よりもスポーティな走りが可能である。

 そんなとき、ドライバーは大きなフットレストに左足を置けば身体を安定させられる。レッグスペースは横方向にも余裕がある。基本的にコーナーでのロール角は大きくなりにくく、同乗者も安心できるだろう。

 ブレーキは少し踏み込んだところで剛性が高くなり、コントロール性が良いのと安心感があるのは以前と変わらない。

 乗り心地はやや硬めではあるが、ボディ、シャシがしっかりしていて振動が残らないので不快感はなく、長距離ドライブでも疲れなさそうだ。これにはシートの良さもある。シートレール、シートフレームがしっかりしていて、形状は身体にフィットして自然に骨盤が起きる姿勢で座れるところがいい。

 またヒップポイントが高めでアップライトな感じで座るのは後席も同じで、乗り降りもしやすい。

 インパネまわりはフォルクスワーゲンの最新のものに代わっている。エアコンの温度調節はタッチパネルに指を滑らせるだけでコントロールできるが、走りながら操作するのはちょっとやりにくくなった。そんなケースでは音声コマンドを使うのが新しい常識になりそうだ。

 メーターに表示できる項目もたくさん増えて、ドライバーが知りたい情報が走りながらでも得ることができる。

 初代ティグアンから装備しているものでは、タイヤモニタリング(空気圧表示)と100V(50Hz、150W)のAC電源も継承されたのは嬉しい。

 タイヤモニタリングは、バルブの内側にセンサーを取り付けてあるので、そのデータを絶対値で表示することができる。軽荷重とフル乗車のときの指定空気圧の違いも設定により表示することができる。

 ラゲッジルームの左側にあるAC電源はPCの充電なら問題なくできるから、クルマの中でリモートワークができるかもしれない。

 ティグアンはマイナーチェンジによってさらに魅力的なSUVに進化している。

VW改良新型「ティグアン」

Volkswagen Tiguan TSI Elegance
フォルクスワーゲン ティグアン TSIエレガンス

・車両価格(消費税込):483万9000円
・全長:4515mm
・全幅:1840mm
・全高:1675mm
・ホイールベース:2675mm
・車両重量:1520kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
・排気量:1497cc
・駆動方式:FF
・変速機:7速DSG(DCT)
・最高出力:150ps/5000−6000rpm
・最大トルク:250Nm/1500−35000rpm
・WLTCモード燃費:14.3km/L
・タイヤサイズ:235/55R18

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