VAGUE(ヴァーグ)

時速200キロ走行もOK! ポルシェからオプションパーツのルーフボックス登場

価格は1150ユーロ(約15万円)から

 独ポルシェは2021年5月5日、480リッターの容量を持ち、200km/hという高速走行テストをおこなった「パフォーマンス・ルーフボックス」を開発、5月からポルシェセンターにて発売すると発表した。

  • ポルシェ「パフォーマンス・ルーフボックス」。タイカン クロスツーリスモを用いて開発された

 ポルシェ・テクイップメント(Porsche Tequipment)が新たに開発したパフォーマンス・ルーフボックスは、新型「タイカン クロスツーリスモ」を用いて、最高速度200km/hまでのトライアル&テストを実施した。今後ほかのモデルについても順次試験をおこなっていく。

 デザインはスタジオF.A.ポルシェの協力を得て実現した。わずかなカウンターカーブ形状と分離したエッジを持つこのデザインは「形状は機能に従う」の原則に基づかれている。

 デザイナーは早い段階で1:1のクレイモデルを作成したという。デジタル化が進むなかで、このような物理的な試作は、デザインが望ましい効果を達成しているかどうかを評価するのにも役立ち、実際にデザインを空力的に最適化するために初期の風洞実験にも用いられた。

 ボックスの色はハイグロスブラック。サイドブレードは同色のほか、モデルレンジで人気の高い3色(ドロマイトシルバーメタリック/カララホワイトメタリック/ボルケーノグレーメタリック)を用意する。

 ポルシェのテクニカルディレクター、ヨッヘン・シュミット氏は「テストプログラムは非常に厳しいものでした。車両全体のテストの一環として、数千kmにもおよぶテストコース走行をおこないました。またドライビングダイナミクステストでは、ルーフボックスを装着した車両の、高速走行時のコントロール性に重点が置かれました。

 このプログラムには、ヴァイザッハのポルシェ開発センターでおこなわれた耐久テストも含まれています。とくにラフロード走行時の厳しい条件に耐える能力を証明しなければなりませんでした。さらに空力やノイズ対策についても、ヴァイザッハの風洞でテストをおこないました」とコメントする。

 新型ルーフボックスの開発では、ユニークなデザインに加え、シンプルな操作性と日常の使い勝手の良さも重視された。ベースキャリアにクイックファスニングシステムを使って簡単に取り付けることが可能だ。さらに両側から開けることができるため、簡単かつ均一に積み込むことができる。最大荷重は75kgで容量は480リッター。これは5組のスキー板、または3つのスノーボードを収納できる大きさになる。

 価格は1150ユーロ(約15万円)からとなる。

Gallery さすがポルシェ! 200km/h走行OKのルーフキャリアを画像でチェック(8枚)
通勤ラッシュで「前抱え」はどうなの!? 持ち方問題に賛否! みんなの意見は?

RECOMMEND