「ボルボ=安全」を築き上げた魅力の詰まった「240」が今でも中古車の定番であり続ける理由【中古車至難】

速いクルマ、丈夫なクルマ、安全なクルマ、このようなクルマは中古車市場に山のように出回っている。しかしこれら要素をすべて持ち合わせ、なおかつレトロな味わいを兼ね備えたクルマとなるとボルボ「240」で決まりだろう。王道のネオクラシックカーとして、多くのクルマ好きから認められた理由は一体どこにあるだろうか。

中古車として買いやすいところも個性のひとつ

 もしもこれからボルボ240セダンまたは240エステート(ステーションワゴン)を買うとなったなら、中古車はそれこそ50万円ぐらいから流通している。だがそういったプライスの物件は「購入後の整備」を前提としている、ハッキリいってしまえばボロいベース車両であるため、基本的にはおすすめできない。

 ならばいくらぐらいを目安に探せばよいかといえば、ボルボ・カー・ジャパン直営であるクラシックボルボの拠点『KLASSISK GARAGE』が販売するボルボ240のプライスが、ひとつの指針になるだろう。

 KLASSISK GARAGEは直営ゆえに、「ボルボの看板に恥じないレベル」にまでクラシック・ボルボの内外装と機関部分などを徹底的にリフレッシュしたうえで販売している。

 で、そのKLASSISK GARAGEが販売する240のプライスが(目安として)230万円ぐらいだったりするので、街場の中古車販売店で探す際は、それより少し安い「150万から200万円ぐらい」というのが、安心できるユーズドカーのおおむねの参考価格帯となろう。

 シンプルな作りのクルマゆえ、最初の段階でビシッと納車整備をおこないさえすれば──さすがにメンテナンスフリーとはいわないが──その後はさして手がかかる類のクルマではない。

●1974年 ボルボ 240シリーズ

先代にあたる「140」からは、安全性のためフロント周りを改良。厳しい安全基準のもと設計された240は、安全開発の標準車両としてアメリカ当局で採用されるほどレベルの高いものだった(C)Volvo Cars

 唯一の懸念点は「ネオクラシック輸入車として、あまりにもド定番になってしまった」ということだろうか。

 この「いかにも」にも見えてしまう点が気になる人は、あえてのハズし技として「(失礼ながら)中途半端に現代的なデザインが採用されたボルボ940エステートを選ぶ」という選択肢もある。

 だが両者を見比べてしまうと──ド定番すぎることを我慢してでも240のほうを買いたくなってしまうほど、やはり超絶素敵なたたずまいであると痛感する。

 このようなシーラカンスは(当たり前だが)もう二度と新車としては入手できない。できる限り良質なものを購入し、コツコツとメンテナンスを加えながら、そして自分なりのちょっとしたカスタマイズなども加えながら、長~く愛したいものだ。

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