超高性能ワゴンの代名詞 アウディ改良新型「RS6アバント」はどう進化? RSモデルの特徴とは

2020年11月にマイナーチェンジしたアウディ新型「RS6 AVANT(RS6アバント)」。600ps・800Nmを発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載、8速ATを組み合わせたスポーツモデルながら、48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンドなどを採用し効率化も図っている。そんなRS6アバントの魅力に迫る。

エアサス標準装備でしなやかな乗り心地と俊敏さを両立

 そんな万能型超高性能モデルのRS6アバントが、先ごろフルモデルチェンジを受けました。

アウディ改良新型「RS6アバント」の走り

 その最大の話題は、エアサスペンションが標準装備されたこと。じつはヨーロッパでは以前からエアサスペンションが標準装備だったのですが、日本仕様は本国でオプション扱いのDRCというスポーツサスペンションしか選べませんでした。

 このDRC、走りはいいんですが乗り心地が硬くて、RSモデルの万能性を少しスポイルしちゃっていたんですね。それが、日本でもエアサスペンションが選べるようになったわけですから、私としては大感激といったところです。

 そして、乗ってみるとこれが期待以上に乗り心地がいい。

 RSモデルでない普通のA6も、最新型はものすごく足回りがしなやかで快適性が高まっているのですが、このRS6もしっかりとその血筋を受け継いでいる感じです。もっとも、305km/hスケールのスピードリミッターがオプション設定(つまり実力的には簡単に305km/hが出せるということ)されているRS6ですから、A6に比べたら乗り心地は少しソリッドというかしっかり感が強まっています。

 それでも段差を乗り越えてもガツンとこないし、ウネウネとした上下動が続く道を走ってもボディが激しく上下に揺さぶられることはありません。50歳代以上の人なら「そうそう、ドイツ車って乗り心地が少し硬めで、そこがいいんだよねえ」と懐かしくなっちゃうくらいの乗り心地です。

 でも、普段はしなやかなのに、ワインディングロードでは俊敏なレスポンスと圧倒的な安定感を生み出してくれるところがRSマジック。タイヤの負担を均等に分散させることで、結果的にコーナリング性能を高めてくれるクワトロの効果もあって、安心感はバツグン。本当によくできたクルマです。

 ちなみに、私は先ほど「DRCの乗り心地は硬い」と書きましたが、それは旧型までの話で、新型はこの点でも大幅に進化していますのでご安心ください。

 4リッターV型8気筒ツインターボエンジンの最高出力は600psで最大トルクは800Nm。はっきりいって、パワーは普通のA4のおよそ6台分、トルクは約3台分ですから、遅いはずがありません。

 しかも、レスポンスが鋭くて痛快。一方で、全開にしてもエンジン音はそれほどうるさくならないので、近所迷惑を心配する必要もなさそうです。

 車内はキャビンもトランクルームも広々で、まさに何にでも使えそう。しかも、内外装の作り込みのよさでは世界的に高く評価されているアウディですから、インテリアの質感も文句なし。まさに、どこからどう見ても弱点なしの万能超高性能スポーツワゴンです。

アウディ改良新型「RS6アバント」のインパネ。試乗車はオプションのBang&Olfsen 3Dアドバンストサウンドシステム(78万円)を装備

Audi RS6 Avant
アウディRS6アバント

・車両価格(消費税込):1764万円
・オプション込み試乗車車両価格(消費税込):2140万円
・全長:4995mm
・全幅:1960mm
・全高:1485mm
・ホイールベース:2925mm
・車両重量:2200kg
・エンジン形式:V型8気筒DOHCツインターボ
・排気量:3996cc
・駆動方式:4WD
・変速機:8速AT
・最高出力:600ps/6000−6250rpm
・最大トルク:800Nm/2050−4500rpm
・WLTCモード燃費:7.6km/L

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