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S30型のデザインをキープコンセプトしたS130型フェアレディZ

 北米をターゲットに開発され、世界的な大ヒット車となったS30型「フェアレディZ」は、1969年から1978年まで、9年間にわたって製造された。

●1982 ダットサン「280ZX」

  • S30型の特徴であったロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承したS130型「フェアレディZ」(C)Bonhams 2001-2021

 クルマに限らず、大ヒットした製品の次世代モデルというのは、開発が非常に難しいものだ。フェアレディZの場合、北米における日産の看板モデルであったため、失敗してしまったときの損失はとても大きなものとなってしまう。

 そこで日産は、フェアレディZとして2代目となるS130型をつくるにあたって、S30型の特徴であったロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承した。

 さらに、国産車としては初となるTバールーフの採用や、海外仕様ではL28ET型2.8リッター直列6気筒ターボエンジンの搭載もおこなうことで、最終的に北米での販売はS30型を超えるものとなった。

 S130型は、日本での人気も高い。当時の大ヒットドラマであった『西部警察』に、S130型のドアをガルウイング化した『スーパーZ』は、子供から大人まで認知度が高く、街でS130型を見かけると、ノーマル車であるにもかかわらず、興奮したものだった。

 今回ボナムス・オークションに登場したのは、1982年モデルの英国仕様、ダットサン「280ZXクーペ」である。

 日本でもそうだが、イギリスでもS130は、2シーターと2by2というふたつのボディが販売されていたが、オークションに出品されたのは2シーターの方である。

 搭載されているエンジンは、ネーミングからもわかるようにL28型直列6気筒SOHCで、販売台数が多かったオートマチックトランスミッションではなく、5速マニュアルトランスミッションが搭載されている。

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