道路を走る宇宙船発見か!? 注目度200%のベース車両とは?

まるで宇宙船のようなクルマがオークションに出品。ベース車両はなにか、解説します。

宇宙船のようなクルマの正体とは?

 オークショネアにとってもっとも重要な仕事といえるのは、いかに出品者から魅力的なアイテムを集め、それをオークションの檀上に導くかにある。つまり成約額と同時に、成約率が彼らにとっては重要な数字になるのである。それはそのまま手数料収入に関連するものであるからだ。

●2008 ETV COUPE

まるでスターシップかイモムシのような「EXTRA TERRESTRIAL VEHICLE」(C)Bonhams 2001-2021

 そのため、オークショネアのスタッフは、常に世界中の情報から目を離さずに、時には出品者との交渉に臨む。いや世界中の、ではない。とくには宇宙にさえ彼らは足を運ぶのだ。

 そしてボナムスのスタッフが持ち帰ったのは、ETV(EXTRA TERRESTRIAL VEHICLE)、直訳すると1台の地球外自動車だった。当然地球上で通用する車名はまだないので、そのままETVと呼ばせていただこう。

 ETVのエクステリアデザインは、曲線を基調としたというよりも、卵型に近い造形で、これは宇宙のどこかにも地球と同様に大気や重力が存在し、その抵抗から少しでも影響を受けない造形であることを意味している。

 4輪はカバーによって視認することができず(したがってタイヤが装着されているとは限らない)、フロントノーズから流れる流麗なラインは、このフロントフェンダーからガルウイング式のドア、そして丸型のリアサイドウインドウを備えるリアクオーターパネルとフェンダーを経て、リアセクションへと連続していく。

 リアカバーやテールレンズも独特なデザインだ。その灯火類や左右のミラーは、地球上の法規にほぼ合致しているようで、走行するために大きな改造は必要なさそうに思える。

 キャビンは、そのスタイルから想像するに2シーターの設計だろう。ちなみにこのETVは、すでに複数台が地球に降り立ち、アメリカやカナダ、ドバイ、アブダビ等々のカスタマーの元に渡っているという。

 今回ボナムスが入手したETVは、2008年に製作されたものの1台らしく、フロントにはETVのエンブレムも備わる。こうなると気になるのは、このETVの中身、メカニズムだろう。

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