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シボレーの電気自動車SUV「ボルトEUV」世界初公開! ボルトEVの派生モデル

アメリカ本国での車両価格は約360万円から

 米ゼネラルモーターズ(GM)のブランド、シボレーは2021年2月14日、ニューモデルのSUV型電気自動車(EV)、「Chevrolet Volt EUV(シボレー・ボルトEUV)」をオンラインで世界初公開した。

  • 世界初公開されたシボレー「ボルトEUV」

 シボレー・ボルトEUVは、同時に発表された「ボルトEV」2022年モデルの派生車種となる。SUVのスタイリングが特徴で、全長はボルトEVよりも約6インチ(約15.3cm)長くなる。ちなみにEUVとはエレクトリック・ユーティリティ・ヴィークルの略になる。

 外観デザインでは、モダンで筋肉質なデザインを採用、成長を続ける小型SUVセグメントに独自の個性をもたらすという。また彫刻のようなグリルを備えた特徴的なフロントエンドや、標準のLEDヘッドランプ、シーケンシャル・ターンシグナル・インジケーターとして機能するシボレー独自のハイアイ・デイタイム・ランニング・ランプなどの特徴的なライトを採用する。

 パワートレインには最高出力150kW(約200ps)、最大トルク360Nmを発生するシングルモータードライブユニットを採用。搭載するリチウムイオンバッテリーの蓄電容量は65kWhで、フル充電時の走行可能距離は250マイル(約402km。GM推定値)となる。

 DC急速チャージに対応。約30分でおよそ152km走行できるバッテリー容量を充電できるという。myシボレーモバイルアプリで現在の充電状況を確認できるほか、近くにある充電ステーションのリアルタイムの満空情報なども確認できる。

 シボレー・ボルトEUV2022年モデルは、シボレーブランドとして初めて「スーパークルーズ」に対応する。これは業界初となる半自動運転の高速道路運転支援システムで、アメリカ国内とカナダの合計32万km以上の高速道路でハンズフリー運転をおこなうことができる。

 これは高精度のLiDARマップデータ、ドライバーアテンションシステムなど高度な技術を採用する。ドライバーアテンションシステムとは、ステアリングコラムの上部にある小型カメラを使用し、赤外線ライトと連動して、スーパークルーズが作動しているときはいつでもドライバーがどこを見ているのかを判断するものだ。

 ドライバーアテンションシステムが、ドライバーの視線が前方の道路から離れすぎていることを検出すると、ステアリングホイールのライトバーがドライバーに注意を道路に戻すように促す。システムが継続的な不注意を判断した場合、システムは可視および可聴アラートを使用して、ホイールの制御を取り戻すようにドライバーに通知する。このスーパークルーズは、ボルトEUVプレミアに標準装備されている。

 ADAS(先進運転支援システム)も充実。自動緊急ブレーキ、前方衝突警報、車線逸脱警報付きレーンキープアシスト、車線逸脱警報、IntelliBeam、フロント歩行者ブレーキなどのシェービー・セーフティアシストは全モデルに標準装備だ。

 新型シボレー・ボルトEUV2022年モデルの車両価格は、3万3995ドル(日本円で約360万円)から。これはシボレー・ボルトEV2021よりも5000ドル以上安い価格設定になっているという。

 スーパークルーズ ドライバーアシスタンス機能やサンルーフなどが装備された限定生産の「ローンチエディション」は4万3495ドル(約460万円)だ。

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